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こんなに簡単!魅力的で説得力のある文章術(14)

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうのレトリックは、みんながよく知っている
パロディです」

アイちゃん
「パロディ、ね」

デアくん
「うん、きょうは面白そうですね」

ひらめき先輩
「説明するまでもなく、パロディとは、有名な作品の
特徴を真似て、茶化したり風刺したりして別の作品に
つくりかえる手法のことです」

デアくん
「よくあるパクっちゃうやつでしょ?」

ひらめき先輩
「いやいや、違います。パロディはパクリとよく混同される
けど、違いますから気をつけてくださいね。パクリとは
他の作品の要素をこっそり盗む行為のことで、パロディは
元の作品を真似てネタが分かる人に楽しんでもらうなど、
別の意味を持った作品に昇華する表現を指します。替え歌や
本歌取りもパロディの一形態であると言えます」

アイちゃん
「そうなんでか。私も間違うところだったわ」

デアくん
「すっかり勘違いしてたな」

ひらめき先輩
「じゃ、例文、行きましょうか。」

アイちゃん
「行きましょう、行きましょう」

デアくん
「待ってました!」

ひらめき先輩
「これはベースとなる表現と比較しながら見ると、
その面白さが分かりますね。例えば、ベースとなる
『弱肉強食』をパロディにすると、『焼肉定食』。
これはよく使うでしょ」

アイちゃん
「使いまーす!」

デアくん
「なんかお腹が空いてきちゃった!」

ひらめき先輩
「次に、『花より団子』をパロディにすると・・」

アイちゃん
「花より男子!」

デアくん
「ああ、言われちゃった!」

ひらめき先輩
「そうですね。別に問題にしたわけじゃないんだけど、
まあ、いいや。では、次。『渡る世間に鬼はなし』を
パロディにすると・・」

デアくん
「渡る世間は鬼ばかり!」

アイちゃん
「デアくん、なんかむきになってない?」

デアくん
「別に・・」

ひらめき先輩
「パロディって、こどわざをベースにしたものもあるん
ですよ。例えば、『猫に小判』を『猫にごはん』とか」

アイちゃん
「わぁ、面白い!」

デアくん
「そんなの、あるんだ」

ひらめき先輩
「じゃ、続けて挙げちゃいますね。
『豚に真珠』を『豚に新聞』、
『馬の耳に念仏』を『馬の耳に大仏』、
『蛙の子は蛙』を『カエルの子は帰る』、
『竹馬の友』を『竹輪の友』、
『旅は道連れ』を『旅はくつずれ』、
『一時が万事』を『一時がバンジージャンプ』とか
いろいろありますね』

デアくん
「けっこう笑えるな」

アイちゃん
「こういうの、大好き!」

ひらめき先輩
「は、きょうはこの辺にしておきましょうか。
次回は、対照法です。お楽しみに」


参考文献:日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)

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