「キャッチコピー3分ライティング」の第3回目です。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうは『キャッチコピー3分ライティング』の三回目をやりたいと
思います。みんな、覚えているかな?」
アイちゃん
「『キューピー3分クッキング』なら知ってるけど、それって
何でしたっけ?」
デアくん
「どんな料理法だった?」
ひらめき先輩
「それはね、フライパンひとつで何でもできちゃうという奇跡の料理法、
じゃなくて! こらこら、からかうのもいい加減にせーよ!」
アイちゃん
「先輩も、だいぶ乗ってましたね」
デアくん
「そうそう、こういうの大好きだから・・」
ひらめき先輩
「おさらいをしますね。これは、3つのステップでキャッチコピーを
つくる方法です。その3つのステップ、アイちゃん、覚えてるかな?」
アイちゃん
「エート、ステップ1は、訴求ポイントを決める」
ひらめき先輩
「よく覚えてるね」
デアくん
「ステップ2は、ベースにする表現スタイルを用意する」
ひらめき先輩
「おっ、デアくんも?」
アイちゃん
「そして、ステップ3は訴求ポイントを表現スタイルに当てはめる」
ひらめき先輩
「そのとおり。で、きょうは、宝くじの『ロト7』のキャッチコピーを
考えてみます」
アイちゃん
「宝くじ、当たりたーい!」
デアくん
「僕、たまに買うんだよね。ナンバーズだけど」
ひらめき先輩
「で、ベースにする表現スタイルは『100円避暑地。マリンクラブ』で
やってみましょう。古い広告だから、二人とも知らないかな」
アイちゃん
「マリンクラブ?」
デアくん
「アイちゃん、ホストクラブなら知ってるでしょ?」
ひらめき先輩
「マリンクラブは1983年にサントリーから新感覚飲料として発売された
清涼飲料水で、そのときのキャッチコピーが『100円避暑地』だったです。
『ロト7』は知ってるよね? 参考までに言うと、1口300円で買える
1等の当選金が最高4億円の数字選択式宝くじです」
アイちゃん
「4億円か・・。当たりたーい!」
デアくん
「そればっかり。買わなきゃ絶対当たらないよ」
ひらめき先輩
「じゃ、まず、ロト7の訴求ポイントをいろいろ探ってみましょう。
どんなポイントがあるかな? ロト7に関するどんなことでもいいから、
二人で挙げてみて」
アイちゃん
「えーと、基本的なこことして、300円のくじ、4億円、当たる・・・」
デアくん
「夢を買う、一攫千金、億万長者・・」
ひらめき先輩
「オッケー! その辺で、とりあえずキャッチコピーをつくってみようか。
今度は、ベースにする表現スタイル『100円避暑地。マリンクラブ』の
文の構造を分析してみましょう。「○○○○□□□□。△△△△」と
なりますね。で、先ほど考えた訴求ポイントをそこに当てはめてみます」
アイちゃん
「えー、それでできるんですか?」
デアくん
「例えば、『300円で億万長者、ロト7』とか?」
ひらめき先輩
「うまい、うまい! それでいいんですよ」
アイちゃん
「『300円で夢を買う、ロト7』とか?」
ひらめき先輩
「そうそう。『億万長者への切符。ロト7』なんていうのもあるし、
『300円の打ち出の小槌。ロト7』というのもあるんじゃない?
こうやって発想をひろげていくと、いろんなコピーができちゃうんです。
読者のみなさんも、『キャッチコピー3分ライティング』で楽しみながら
キャッチコピーをつくってください。じゃ、きょうはこの辺で」