○○○○は、ストリッパーのように書け。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうからコピーライティングの話をしたいと思いますが、
みんな興味がありますか?」
アイちゃん
「もちろんですとも。前々から書く力を身につけたいと
思ってました」
デアくん
「そういえば、特にコピーの書き方については、
ちゃんと学んだことがないな」
ひらめき先輩
「今回は一般的な文章の書き方というよりも、
広告コピーという専門的なライティングの話になります。
書くことが苦手なあなたでも、ちょっとしたコツを覚えるだけで
ライティング力が飛躍的にアップしますよ」
アイちゃん
「わー、楽しみ!」
デアくん
「ノート取らなくっちゃ!」
ひらめき先輩
「ポイントが5つあるから、5回に分けて話をしますね。
まず、『キャッチコピーは、ストリッパーのように書け』です」
アイちゃん
「いやーん。いきなり、そんな話なんですか?」
デアくん
「なかなか意味深だな・・」
ひらめき先輩
「ハハハ、アイちゃんったら、考え過ぎだよ。
これは、キャッチコピーを書くときのポイントですよ」
アイちゃん
「そうですよね。私ったら、ハハハ、過剰反応しちゃって、ハハハ」
ひらめき先輩
「この意味するところを理解するには、まず、キャッチコピーの
役割を知る必要がありますね。キャッチコピーというからには、
人の心をつかみ取る使命があるんです。読み手に広告や、メルマガ、
ブログの内容に関心を持ってもらわないと、伝えるという本来の役割が
果たせませんからね」
アイちゃん
「確かに・・」
デアくん
「基本ですね」
ひらめき先輩
「そして、もうひとつの大切な使命として、ボディコピー、つまり本文への
誘導があります。本文を読んでもらうことで、すべての目的が達成できる
わけです。それだけキャッチコピーは重要な役割を持っています」
デアくん
「なるほど、なるほど。必ずしも、みんなが全文を読んでくれるとは
限らないしね」
ひらめき先輩
「そこで、ストリッパーが登場するわけです。デアくんが脱いでも
ダメですよ」
アイちゃん
「じゃ、わたし?」
ひらめき先輩
「いや、そういうことじゃなくて。コピー表現上の話ですよ。
チラリズムのことです。いちばん大切なところ以外を小出しに
見せることで、すべてを見てみたいと思わせるテクニックです」
アイちゃん
「ああ、よかった」
デアくん
「ちょっと、ちょっと。アイちゃん、何、勘違いしてんだよぉ」
ひらめき先輩
「自分だけが知っているニュースを他の人に話すときに、
わざと核心を避けて遠まわしに言う、あのじれったい言い方に
近いかもしれません。あるいは、映画の予告編のようにと言ったら
分かりやすいかもしれませんね。おいしいところだけを少しだけ
見せて興味を喚起するのと同じです」
アイちゃん
「そうか。そういうふうに考えればいいのね」
デアくん
「すごく分かりやすい例えですね」
ひらめき先輩
「キャッチコピーで伝えるべきポイントを決めたら、読者を本文に
引き込めるように表現を工夫することです。そのためには、
キャッチコピーで結論までを言わない。すべてネタバラシをしない
ように気をつけることが大切です」
アイちゃん
「だから、『ストリッパーのように書け』なんですね」
デアくん
「そのフレーズそのものが、とても興味を惹かれるコピーですね。
さすが、ヒラメキ先輩!」
ひらめき先輩
「ということで、きょうはこの辺にしておきましょうか。
次回は、ボディコピーの書き方についてお話しします。お楽しみに!」