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○○○○を楽しく書きたければ、前戯を忘れるな。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「前回は、キャッチコピーの書き方について話をしました。
きょうはボディコピーの書き方について話をしようと思います」

アイちゃん
「ボディコピーか・・・苦手だな」

デアくん
「キャッチコピーが得意みたいだね」

アイちゃん
「何よ、デアくんったら! そんな言い方しなくてもいいでしょ」

デアくん
「いやいや、冗談に決まってるだろう、アイちゃん。
そんな怖い顔しないでよ、お願いだからさ。僕なんか、
両方とも苦手なんだから・・」

アイちゃん
「はい、それでよろしい!」

ひらめき先輩
「終わった? 次へ行っていい?」

アイちゃん
「はーい、お願いしまーす」

デアくん
「なんか、変だな・・」

ひらめき先輩
「えーと、何だっけ? そうそう、ボディコピーだったね。
ボディコピーを書く段階では、すでに資料などを読んで、
商品やサービスについての知識は十分に頭に入っている
状況だと思います。で、最初に書き始めるとき、本文に使える
情報がたくさんあり、書くことに窮することはない反面、
何から書いていいのか戸惑うことはありませんか?」

デアくん
「あるある・・」

アイちゃん
「書くことがありすぎて、一行も書けないときがあります」

デアくん
「ボディコピーって、だいだい文字数が決まっているじゃない。
たとえば、200文字ぐらいの範囲で収めたいというときなんか、
書いては消し、書いては消しの繰り返しになって、なかなか
まとまらず途中で放り出したくなるときがあります」

アイちゃん
「そうそう・・」

ひらめき先輩
「そういうときって、あるよね。でも、安心してください。
いい方法をお教えします。『ボディコピーを楽しんで書きたければ、
前戯を忘れるな』です」

アイちゃん
「きょうも、ちょっと意味深な言葉ですね」

デアくん
「ひらめき先輩、このところどうかしてる・・」

ひらめき先輩
「いやいや、これは表現のあやというものですよ。いいですか、
そのまま受け取らないでくださいね。みんなも、もう大人なんだから、
その辺は笑って済ませてるくらいの余裕をもってくださいな。
これは、要するに、ボディコピーを書くときは、いきなり仕上げようと
しないことです」

アイちゃん
「じゃ、どうしたらいいんですか?」

デアくん
「それが問題だよね」

ひらめき先輩
「その方法は、まず、文字数を気にしないで、気の向くままに
書きたいことをどんどん書いてみてください。
200字でまとめたいところを、300字になっても400字になっても
かまいません。心を解放して気持ちよく書くことが大事です」

アイちゃん
「えっ、それでいいんですか?」

デアくん
「本当にいいのかな?」

ひらめき先輩
「いいんです!」

アイちゃん
「・・・・?」

デアくん
「ど、どういうことですか?」

ひらめき先輩
「つまり、最初から既定の文字数でまとめようとするから、
筆が止まってしまうんでしょ。ここで、『筆なんか使ってないよ』
なんていう突っ込みはなしですよ。筆が止まってしまうのを
防ぐための手段を話しているんです」

アイちゃん
「なるほど・・」

デアくん
「そういう手があるのか?」

ひらめき先輩
「とにかく、準備体操をする気分で、何でもいいから
思いついたことをどんどん書き進めることです。
一応、最後まで書けたら、今度は本当に伝えたいことは何かを
考えながら思い切って削っていくんです。
このときは、思い切りが大切です。やってみるとわかりますが、
これも大事、あれも大事とやっていくと、なかなか短くできません。
削ることで文章自体が引き締まるとともに、
簡潔で分かりやすいボディコピーに仕上がります。
ぜひ、やってみてください」

アイちゃん
「確かに、書き始めるのは大変だけど、削る作業はまだ楽ですよね」

デアくん
「そうだね。削ってまとめるほうが簡単だ」

ひらめき先輩
「最初から決まった文字数でまとめようとするから、
一字も書けないということが起こるんです。
これは、広告コピーだけじゃなく、文章を書くときに
使えるテクニックですよ。二人とも、これで本当の意味が
分かりましたか?」

アイちゃん
「はーい。さっそく試してみます」

デアくん
「メモメモ。前戯が大切、と・・」

アイちゃん
「デアくん、そこだけメモ?」

デアくん
「うん、何か?」

ひらめき先輩
「はい、きょうはこの辺で終わりにしまーす。
次回は、説得力のある文章の書き方についてです。お楽しみに」

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