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○○○○だけでは、狙った相手を落とせない。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうもコピーの書き方の続きです。題して、『○○○○だけでは、
狙った相手を落とせない』です」

アイちゃん
「最近、タイトルが軟派ですね」

デアくん
「そうそう。ひらめき先輩にしては珍しいよね」

アイちゃん
「なんか、ちょっといやらしい・・」

デアくん
「本質が出ちゃってるのかな?」

ひらめき先輩
「ちょっと、ちょっと。二人とも、何をぶつぶつ言ってるんですか。
ちょっと表現を遊んでみただけですよ。このくらいは許して、ちょっ!
ところで、○○○○には、何が入ると思いますか?」

アイちゃん
「えー? それ、答えるんですか?」

デアくん
「情熱かな、それともお金?」

ひらめき先輩
「何言ってるんですか。これ、コピーを書くときの話なんですよ。
二人とも、何か勘違いしてない?」

アイちゃん
「あっ、そうなんだ」

デアくん
「忘れてた・・」

ひらめき先輩
「二人とも、しょうがないな。じゃ、答え、言っちゃうよ。
これはキャッチコピーにも言えることですが、
とくにボディコピーを書くときに忘れてはならないことがあります。
それは、雰囲気で書かないことです」

アイちゃん
「雰囲気か・・」

デアくん
「どういうことだろう?」

ひらめき先輩
「ときとして、商品やサービスの特長を伝えたいのに、
情緒的な表現に終始してしまったり、概要を伝えるだけの
ぼんやりしたボディコピーになってしまうことがあります。
そのような書き方では、やはり読者に具体的なメリットが
伝わらないので注意しましょう、ということです」

デアくん
「そうか。情緒的に偏りすぎちゃダメってことか」

アイちゃん
「でも、特長ばかり書いてもつまらなくなりそう」

ひらめき先輩
「そのとおりです。スペックのような細かい特長だけを
箇条書きにするような書き方はやめたほうがいいです。
要は、書く前に伝えるべきメリットは何なのかを整理して、
抽象的になることを避け、メリットの裏づけとなるデータなどを
効果的に使って説得力のあるボディコピーに仕上げましょう」

デアくん
「確かに、雰囲気だけじゃ説得力はないし、特長の羅列だけじゃ
読んでももらえないよね」

アイちゃん
「バランスね」

ひらめき先輩
「少し論点は違いますが、ここで大事なポイントをひとつ
お教えします。商品特性を伝える場合、それが消費者にとって
どういう利便をもたらしてくれるのかを考えることです。
たとえば、初めてノートパソコンが発売されたとします。
縦横が何センチで、重さがどのくらいで、画面サイズが
何インチの小型パソコン。さまざまな特長がありますが、
これをそのままの言葉で表現しないことです」

デアくん
「メモメモ・・」

ひらめき先輩
「商品特性を一度使う側の視点に立ってとらえ直してみるのです。
たとえば、『小さくて軽いパソコン』という特長は、
『どこへでも持ち運べる便利なパソコン』、
『部屋から飛び出したパソコン』というように言いかえられますね。
これはあくまでも一例ですが、こういう考え方がいつもできたら、
あなたはプロのコピーライターにぐーんと近づけます」

アイちゃん
「なるほど。これは大事なポイントですね」

デアくん
「うん。プロのテクニックだ」

ひらめき先輩
「プロには当たり前のことなんですが、一般の人にはとても役立つ
ポイントではないかと思います。じゃ、きょうはこの辺で
お開きにしましょうか。このテーマは、あと二回続きます。お楽しみに」

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