○○○○は神様ではない。幼き子供と思え。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「コピーの書き方について少し違った角度で話をしてきましたが、
コピーライティングの本質は同じです。きょうはボディコピーの
書き方のコツをお話しします。このテーマの話は、これで最後に
なりますので、途中からお読みになっている方は、さかのぼって
お読みくださいね。では、始めましょうか。まず、今回のタイトルは、
『○○○○は神様ではない。幼き子供と思え』です」
アイちゃん
「えー、なんだろう? ふつうはお客様は神様なんだけど・・」
デアくん
「そうだよね。神様ではないと言われると、わかんなくなっちゃうな」
ひらめき先輩
「お客様でいいんですよ。
『お客様は神様ではない。幼き子供と思え』です」
アイちゃん
「それとボディコピーの書き方と、どう関係があるんですか?」
デアくん
「お客様は確かに神様ではないけど、子供だとしたら、
商品はおもちゃとかお菓子かな?」
ひらめき先輩
「ははは、まいったな。文字どおり受け取らないでくださいよ。
それは、ボディコピーを書くときの姿勢を言っているんです。
たとえば、電化製品などの取扱説明書や役所からのお知らせなどを
読んでいて、途中で投げ出してしまったことはないですか」
アイちゃん
「あります、あります。専門用語がずらーっと並んでいたり、
漢字が多かったり、おまけに字が小さかったりで・・」
デアくん
「本当に読んでもらいたいと思ってつくってるのかなって、
腹立たしくなることがあるよね」
ひらめき先輩
「でしょう? 書かなければならないことを書いただけの、
まったく心づかいのないドキュメント。読み手不在の書き物が、
いかに見苦しいものか、いかに不親切なものかを教えてくれる
いい例です」
アイちゃん
「それを言いたかったんですね?」
デアくん
「なるほど・・」
ひらめき先輩
「このような書き方は、広告はもちろんのこと、ブログや
メルマガなどの文章でも、もってのほかです。もともと
読んでもらえる可能性が少ないのに、専門用語だらけ
漢字だらけでは、二度と目を向けてはくれません」
アイちゃん
「やっぱり、読みやすくないとね」
デアくん
「確かに・・」
ひらめき先輩
「ネットショップやアフィリエイトで商品やサービスの紹介文を
書く場合、資料を読んだら、一度自分のなかで咀嚼しましょう。
よく自分で理解して、噛みくだいて表現することです。決して
論文を書くような難しい言葉や言い回しを使わず、小学生でも
分かるような簡単な言葉で書く癖をつけましょう」
アイちゃん
「そういう意味で、『お客様は幼き子どもと思え』なんですね?」
デアくん
「そうか。子供でも分かるようなやさしい文章で書くのが
大事ということね」
ひらめき先輩
「そうです。相手の立場に立って分かりやすく書くことも、
お客様へのサービスであり、気配りなのですから。書くことに
夢中になると、忘れやすいポイントですから気をつけましょう。
というところで、きょうはこの辺でお開きにしましょうか。
では、次回をお楽しみに」