売り上げアップに貢献する見出しの書き方【4】
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「売り上げアップに貢献する見出しの書き方も、きょうで4回目に
なりますが、少しはお役に立っているでしょうか」
アイちゃん
「説明を聞いてみると、とても基本的なことばかりですが、
これを知っているのと知らないのとでは、コピーの質が
違ってくるような気がします」
デアくん
「こうやってまとめて教えてもらえる機会がなかったから、
僕はすごく勉強になっています」
ひらめき先輩
「それはよかった。じゃ、始めましょうか。きょうは4つ目の
ポイント『人は明るく積極的なことが好き』です。これも書き手が
陥りやすい表現方法のひとつですが、商品やサービスの利点を
伝えるにあたり、反対の側面から表現をしてしまうことです」
アイちゃん
「反対の側面?」
デアくん
「ネガティブアプローチのことかな?」
ひらめき先輩
「そうです。言い換えれば、その商品やサービスを利用する前の
問題を抱えている状況から発想し、その問題点を強調する方法です。
表現のトーンとしては強く感じるのですが、本来、伝えるべき
メリットは表現の裏に隠されているので、すぐに読者には伝わりません」
アイちゃん
「なるほど・・時間のない人は読んでくれないかも」
デアくん
「読者の想像力に依存することにもなるし、ピンとこない人には
スルーされちゃうだろうね」
ひらめき先輩
「しかも、ネガティブな内容なので、好感を抱いてもらうことすら
できないことも考えられます。人間にたとえれば、暗い人や愚痴を
言うような人を誰も好まないということです。商品やサービスの
メリットをそのまま伝えるだけで訴求力がある場合は、それを
ひねくり回さないで、明るくポジティブに表現するのがいいで
しょうね」
アイちゃん
「表現を考えているうちに、ついつい、格好つけて
ひねくり回しちゃう」
デアくん
「うーん、確かに」
ひらめき先輩
「では、きょうはこの辺でお開きといたします。次回は、
5つ目のポイント『人はラクをすることが好き』について、
お話します。お楽しみに」