あなたの知らない接続詞の上手な使い方とは。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「きょうは接続詞について話したいと思います。知ってると
思いますが、接続詞は語句や文をつなぐための言葉ですね。
アイちゃん、接続詞をここに書いてみてください」
(先輩、ミニ版のホワイトボードを差し出す)
アイちゃん
「えっ、接続詞ですか? えーと・・・」
(アイちゃん、ホワイトボードに書く)
そして また だから しかし つまり したがって
ひらめき先輩
「今度は、デアくん・・・」
(デアくん、ホワイトボードに書く)
そして また だから しかし つまり したがって
ところで あるいは しかも さらに そこで
デアくん
「まだ書きます?」
ひらめき先輩
「もういいですよ(笑)。接続詞について簡単に
まとめたものがありますから、これを見てください」
(先輩、資料を二人に渡す)
順接
(原因・理由となる前の事柄に対して、結果・結論を表す)
だから・そこで・すると・したがって・よって
逆説
(前の事柄とは逆の結果になることを表す)
しかし・だが・ところが・けれど・でも・が・だけど・とはいえ・
それでも
並列・付加
(前の事柄と同列の事柄を並べたり、付け加えたりする)
そして・しかも・なお・それに・さらに・また・かつ・および
対比・選択
(前の事柄と比べたり、どちらかを選んだりする)
または・それとも・あるいは・もしくは
説明
(前の事柄について言い換えたり、説明や補足を述べる)
つまり・なぜなら・たとえば・すなわち・ただし・ちなみに・
いわば・要するに
転換
(前の事柄と話題を変えて続ける)
さて・ところで・では・ときに・それでは・次に
アイちゃん
「これは解りやすい!」
デアくん
「こんなこと、学校で学んだっけ?」
ひらめき先輩
「接続詞を正しく使うためのポイントは、論理の流れを
ちゃんと把握しておくことですね」
デアくん
「そういえば、ふだん文章を書いているとき、接続詞を
意識したことがなかったな」
アイちゃん
「そうね。この表で、もう一度学びなおそうっと」
ひらめき先輩
「でも、ここで気をつけなければならないことがあります」
アイちゃん
「えっ。接続詞を使うのに気をつけることってあるんですか?」
ひらめき先輩
「ありますよ。接続詞は文と文をつなぐ点では役立つのですが、
使いすぎると、くどい印象を与えてしまうんです」
デアくん
「確かに・・・」
アイちゃん
「なるほどねぇ・・・」
ひらめき先輩
「だから、使いすぎないことです。接続詞がなくても意味が
伝わるところでは、できるだけ使わないことです。ただし、
逆説の接続詞は、省くと意味が伝わりにくくなるから要注意
です。分かりましたか?」
アイちゃん・デアくん
「はーい!」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」