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【誕生秘話】丁稚奉公時代に思いついたお菓子のアイデア。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

デアくん
「ひらめき先輩、
きょうはどんなお話をしてくれるんですか」

ひらめき先輩
「きょうは中野物産についてお話しましょうか」

アイちゃん
「中野物産?」

デアくん
「あまり聞いたことないですね」

ひらめき先輩
「じゃ、『都こんぶ』は?」

デアくん
「あっ、知ってる!」

アイちゃん
「あの小さな箱に入った甘酸っぱい昆布でしょ?」

ひらめき先輩
「そうそう。『都こんぶ』は1931年に
中野正一さんによって開発されました。
もう81年になりますね。
どのヒット商品にも共通して興味ぶかい
ストーリーがありますね」

アイちゃん
「わぁ、きょうの話も面白そう」

ひらめき先輩
「京都生まれの中野さんは、尋常小学校を出ると、
大阪府堺市にある昆布問屋へ丁稚奉公として
働きに出たそうです」

デアくん
「丁稚奉公かぁ。大変そう」

ひらめき先輩
「そうだね。丁稚奉公は厳しいと思うよ。
そんな厳しい生活の中で、
売り物にならない昆布の切れ端を
おやつ代わりに食べていたそうです」

アイちゃん
「昆布がおやつ代わりか・・。硬そう」

デアくん
「丁稚奉公は、おやつなんかもらえないんだろうね」

ひらめき先輩
「そういう環境の中で、昆布を食べて、
中野さんは何を考えたか。
会社を興すような人は、ここが違うんだね。
『こんぶに味付けしたら、
お菓子になるんちゃうやろか?
もしかしたら売れるんちゃうやろか』
と考えたんだ」

デアくん
「さすが起業家は違うな」

アイちゃん
「そんなときでも、商品アイデアを
思いつけるかどうか、なんですね」

ひらめき先輩
「19才で独立した中野さんは、堺に中野商店を
創業しました。そして、ずっとアイデアを温めていた、
あの昆布を原料とするお菓子を開発したんですね。
それが、今の『都こんぶ』の原型なんです。
黒蜜の入った酢漬けの昆布で、このお菓子に
自分のふるさとである京都への思いを込めて
『都こんぶ』と名づけたわけです」

デアくん
「『都こんぶ』って、キオスクで売ってますよね」

ひらめき先輩
「販売戦略が、これまた素晴らしいんですよ。
まず、当時は駄菓子屋が中心だったので、
駄菓子の販路に目をつけたんです。
さらに、紙芝居屋にも売り込みをかけたそうです」

アイちゃん
「子供をターゲットにしたわけですね」

ひらめき先輩
「そうですね。でも、『もっと人の集まるとこに
行かなあかん』と考えた中野さんは、映画館や
演芸場に目をつけるんです。で、『都こんぶ』が、
大人にも受け入れられるお菓子であることを
確信するんですね」

アイちゃん
「なるほど・・・」

ひらめき先輩
「そこで、中野さんが次に思いついた場所は
鉄道だったんです。つまり、駅の売店ですね」

デアくん
「アイデアマンですね」

ひらめき先輩
「パッケージデザインも素晴らしいですね。
赤色の小さな縦型の紙箱、桜マークの中に都の文字、
その下に『都こんぶ』の商品名というシンプルで
インパクトのあるパッケージ。
小さいサイズだったら置いてもらえる、と
中野さんは考えて、サラリーマンのポケットにも
女性のハンドバックにも入り、しかも手のひらに
すっぽりおさまるサイズを『都こんぶ』の基本に
したそうです」

アイちゃん
「商品開発からパッケージデザイン、販売経路など、
すべてにおいてアイデアが生かされていますね」

ひらめき先輩
「はい、きょうのお話はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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