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【誕生秘話】幸福の黄色い郵便ポスト。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうは、商店街の復活の話です」

アイちゃん
「大型のショッピングセンターが進出して、
昔ながらの商店が閉店に追い込まれるという話を
よく耳にしますね」

デアくん
「そういうところががんばっている話は、
希望が持てていいですね」

アイちゃん
「ひらめき先輩。それは、どこの商店街なんですか?」

ひらめき先輩
「他にもいろいろあると思いますが、
きょうお話しするのは、宮城県大崎市古川の商店街です。
それは、2005年のことです。
四季彩通り商店街振興組合の理事長をしていた
木村信一朗さんは、活気のない商店街のために
『明るく幸せになるようなイメージを
商店街から発信できないか』と考えたんですね」

デアくん
「へえ、どんなアイデアなんですか?」

ひらめき先輩
「まあまあ、そうあわてないで。
古川には吉野作造ポケットパークがあるんです」

アイちゃん
「吉野作造ポケットパーク?」

ひらめき先輩
「そう。
吉野作造という方は、大正・昭和期の政治学者で、
大正デモクラシーの立役者となった人。
吉野作造ポケットパークはその人の生家跡なんです」

デアくん
「それが、復活のアイデアなんですか?」

ひらめき先輩
「本当に、せっかちだな、デアくんは。
話は、これから面白くなるんだよ。
木村理事長は、その吉野作造ポケットパークに、
『幸福の黄色い郵便ポスト』を設置することを
思いついたんですよ。これをきっかけに、
たくさんの人たちとの交流が始まったそうです」

アイちゃん
「へえ、『幸福の黄色い郵便ポスト』か・・・。
そういえば、映画で『幸せの黄色いハンカチ』
というのがあったわね」

デアくん
「同じ黄色にしたから、幸せの意味も伝わりやすい
メリットがあるよね」

アイちゃん
「そうそう、緑だったら伝わりにくいかも。
発想法でいえば、応用に相当するのかな?」

ひらめき先輩
「ポストと同時に、オリジナルの切手やシール、
黄色いポストの貯金箱も販売しているらしいよ。
2008年には、売店『はっぴぃ』もオープンし、
『幸福の黄色いソフトクリーム』や
『多幸(たこ)焼き』なども販売しているそうで、
いまでは全国から家族連れやカップルが訪れるように
なったそうです」

アイちゃん
「わあ、楽しそう! 話を聞いているだけで
行きたくなっちゃうわね」

デアくん
「すごい! どんどんアイデアがひろがっている」

ひらめき先輩
「はい、きょうのお話はここまで。
ブログ読者の皆さんも、
最後までお読みいただき感謝します」

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