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【誕生秘話】ウォーターマン万年筆に秘められた誕生悲話。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

アイちゃん
「ひらめき先輩、それ、万年筆ですか? 
いまどき、珍しいですね」

ひらめき先輩
「机を整理してたら、出てきたんですよ」

デアくん
「どこのメーカーですか?」

ひらめき先輩
「ウォーターマンです」

デアくん
「へぇ、初めて聞きました」

アイちゃん
「名前だけは聞いたことがある」

ひらめき先輩
「そうか。いまの若い人は万年筆なんて使わない
から知らないか」

デアくん
「何か、特徴があるんですか」

ひらめき先輩
「毛細管現象を応用した現在の万年筆の礎を
つくったのが、ウォーターマンなんですよ」

デアくん
「そうなんだ」

ひらめき先輩
「これにも面白い誕生秘話があるんですよ」

アイちゃん
「やっぱり!」

ひらめき先輩
「分かっちゃった!」

アイちゃん
「分かりますよ。なぜか、突然、万年筆ですもの」

ひらめき先輩
「そうか。ふだん、パソコンだしな」

デアくん
「どんな誕生秘話なんですか?」

ひらめき先輩
「この万年筆をつくった人が、ルイス・エドソン・
ウォーターマンという人で、ニューヨークで保険の
外交員をしていたんですね。1883年のある日、大口
の契約があって契約書にサインをしようとしたとき、
インクがぽたぽたと落ちてしまい契約書を汚してし
まったんです」

アイちゃん
「あらあら・・・」

ひらめき先輩
「それが原因で相手を怒らせてしまい、ライバル
会社に契約を持っていかれちゃったんです」

デアくん
「ええ。でも、それって、万年筆のせいでしょ!」

ひらめき先輩
「そうなんだけどね。で、悔しい思いをした彼は
万年筆を改良しようと思い立つんです。毛細管現
象を利用した独自のシステムを採用したもので、
その万年筆には5年間保障がつけられ、直筆のサ
インが添えられていたそうです。この基本的な構
造は100年以上経ったいまでも変わってないらし
いです」

アイちゃん
「いくら悔しい思いをしたからと言って、保険の
外交員が万年筆を開発するなんて・・・」

デアくん
「ウォーターマンじゃなくて、アイデアマンだよね」

アイちゃん
「うまいっ!」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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