【誕生秘話】男性トイレの汚れを解消した画期的なアイデア。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうは、アイちゃんには申し訳ないけど、
下ネタアイデアです」
アイちゃん
「下ネタアイデアとは、珍しいですね」
デアくん
「興味津々・・・」
ひらめき先輩
「下ネタと言っても、男性用トイレの話です」
アイちゃん
「ああ、トイレの話ですか」
デアくん
「アイちゃん、がっかりしたみたい」
ひらめき先輩
「ヨーロッパのある空港での話なんだけど、男性
用トイレ、小便器のほうですが、その清掃に年間
1000万円以上かかっていたらしいんですね。で、
なんとか清掃費を削減できないかと悩んでいたよ
うなんです」
アイちゃん
「年間1000万円もかかるんですか」
デアくん
「しかも、小便器だけで・・」
ひらめき先輩
「アイちゃんなら、どんなアイデアを考える?」
アイちゃん
「えっ、私ですか? 私、使ったことがないんです
けど・・」
ひらめき先輩
「でも、見たことはあるでしょ?」
アイちゃん
「ありますけど・・」
ひらめき先輩
「ちょっと考えてみて。じゃ、デアくんなら、
どうする?」
デアくん
「えーと。できるだけ近づいてもらうために、
足のマークを床につけるとか、便器をまたいで
用を足すような形にするとか・・・」
アイちゃん
「何がいいのか分からないけど、どうせなら、
思い切って小便器をなくしてしまうというのは
どうですか?」
ひらめき先輩
「なるほどね。こういうアイデアを考えるのも
楽しいですね」
デアくん
「実際は、どうしたんですか?」
アイちゃん
「そうそう、それ、知りたーい!」
ひらめき先輩
「便器に近づくように工夫する点で、デアくん
の考え方に近いんですよ」
デアくん
「やったー!」
アイちゃん
「やっぱり、実際に使ってる人にはかなわない
わね」
ひらめき先輩
「足のマークじゃなくて、便器に蝿のシールを
貼るというアイデアなんです」
デアくん
「便器に蝿のシールを貼る?」
アイちゃん
「ここまでくると意味がさっぱり分からない」
ひらめき先輩
「便器の中にリアルな蠅のシールを張れば、それ
を狙って用を足すようになり、自然と便器に近づ
くという考え方です。で、実際にやってみたとこ
ろ、便器の周辺の汚れがなくなったそうです」
デアくん
「そんなに効果があったんですか」
ひらめき先輩
「それによって、清掃費を大幅に削減することに
成功したという話です」
デアくん
「経費削減に役立ったアイデアの例ですね。
アイデアって、すごい!」
アイちゃん
「今回、私は、アイデア開発は現実を知らないと
アイデアは出せないということを学びました」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」