【誕生秘話】四角い頭じゃ絶対に出せない、とうふの斬新アイデア。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうは四角い頭を丸くする話です」
デアくん
「四角い頭を丸くする? あっ、そうか。脳トレの
ことですね」
アイちゃん
「脳トレ?」
ひらめき先輩
「ハハハ、違いますよ。おとうふの話です」
アイちゃん
「あーあ、おとうふね」
デアくん
「なーんだ、おとうふか」
ひらめき先輩
「二人とも “ザクとうふ”って知ってる?」
アイちゃん・デアくん
「ザクとうふ?」
ひらめき先輩
「“おとうふをおもしろくする”というコンセプトの
もとに、相模屋食料というおとうふ屋さんが開発した
おとうふです」
アイちゃん
「変わった名前ですね」
ひらめき先輩
「それが実は、機動戦士ガンダムから来ています」
デアくん
「ガンダム? あのガンダムですか?」
ひらめき先輩
「そうです。ザクとうふの名前は、“MS-06量産型
ザク”から来ていて、容器はザクの頭部をモチーフ
にして細部まで忠実に再現しているそうです」
アイちゃん
「想像を絶する発想ですね」
デアくん
「おとうふだから、四角い頭か・・」
ひらめき先輩
「おとうふとガンダムのキャラクターをコラボさせ
るなんて、そうそう思いつきませんよね」
アイちゃん
「思いついたとしても、それを実際にやる決断をし
た社長さんが偉いと思う」
デアくん
「うん、そうだ」
ひらめき先輩
「僕もそう思うよ。どんなに斬新なアイデアを考え
たとしても、実行に移すとなると、奇抜なほど勇気
がいるからね」
アイちゃん
「どうしてまた、そんなアイデアを考えようとした
んでしょうか?」
ひらめき先輩
「それは、おとうふ売り場にあまり来ることのない
男性に関心を持ってもらうことが狙いだそうです。
ターゲットの拡大にもなるし、ターゲットを絞り込
り混むことで、逆にこういった斬新なアイデアも生
かせるんですよね」
デアくん
「発想は面白いけど、味はどうなんですか?」
ひらめき先輩
「ほんのり塩味のきいたコクのある枝豆風味らしい
です」
アイちゃん
「そうか。塩味のきいた枝豆風味ということは、
ビールに合うように考えたのかな」
デアくん
「なるほど」
ひらめき先輩
「このほか、いろいろな種類のおとうふがあります。
商品企画の勉強になりますから、またこのおとうふ
屋さんの話の続きをしましょうか。皆さんも自分で
調べておいてくださいね」
アイちゃん・デアくん
「はーい!」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」