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【誕生秘話】ライトを使わず耳の中を照らす“耳かき”。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「デアくんは、子供の頃、お母さんに耳かきを
してもらったことある?」

デアくん
「ありますよ。耳かきより、膝枕をしてもらえる
から、それがうれしかったです」

アイちゃん
「そうね。膝枕って、なんかすごくうれしいよね。
耳かきは今でこそ気持ちいいと思うけど、子供の
頃って、そんなに気持ちよく感じたことなかった。
痛いときがよくあったもの」

ひらめき先輩
「膝枕のほうがうれしかったか。確かにね。耳の
なかって意外と暗いから、耳かきをする方も大変
なんだよね」

アイちゃん
「そんな商品がつくれるかどうか分からないけど、
耳のなかを照らしてくれる耳かきがあったらいい
でしょうね」

デアくん
「うん。お母さん、助かるんじゃないかな」

ひらめき先輩
「あるんですよ、それが」

アイちゃん
「えっ、あるんですか?」

デアくん
「またぁ、冗談ばっかり・・」

ひらめき先輩
「いや、ほんと。『ののじ ママ・ミエール』と
いう商品です。集光式の耳かきだから、電気や
ライトを使わないで耳のなかを照らせるんです」

アイちゃん
「すごいじゃないですか?」

ひらめき先輩
「開発したのはレーベン販売という会社なんだけ
ど、この会社、開発力がすごいんですよ。学校給
食用の調理器具や日用品を手掛けていて、約100
件の特許を持ってる開発主導型のメーカーなんです」

デアくん
「100件の特許を持ってるんですか」

アイちゃん
「アイデアマンのいる会社ですね」

ひらめき先輩
「商品は“ののじ”ブランドで統一されていて、
製品は社長の高部篤さんを中心に開発されるそう
なんですが、これまでに何度も各種デザイン賞を
受賞しているようです。この『ママ・ミエール』
も、今年のキッズデザイン賞で優秀賞を獲得した
そうです」

デアくん
「どんな仕組みなんだろう?」

アイちゃん
「そうそう、それが知りたいですね」

ひらめき先輩
「高部さんはプラスチックを光が通過する現象に
着目したようです。最終的な製品の形状は、上部
がロート状になっていて、光ファイバーのように
本体の内部に光を通す。さじ状の先端部は中央に
穴を開けドーナツのような独特の形状に、また、
光の拡散を促すために、光の通路は2つにしたそ
うです」

アイちゃん
「まさに、アイデア商品ですね」

デアくん
「光源は外部の光だけっていうのが画期的だな」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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