【誕生秘話】片方の手袋を落としたら、あなたはどうする?
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「デアくんは、寒い冬は手袋する?」
デアくん
「しますよ。なぜですか?」
ひらめき先輩
「アイちゃんは?」
アイちゃん
「しますけど、なにか?」
ひらめき先輩
「二人とも、手袋を落としてしまったことって
ある?」
アイちゃん
「そりゃ、ありますよ。気に入った手袋をかたっぽ
だけなくしたりして・・」
デアくん
「そうそう。なぜかかたっぽだけ・・」
ひらめき先輩
「二人とも言ってほしいことを言ってくれますね」
アイちゃん
「きょうのテーマは、それでしたか・・」
デアくん
「手袋か・・・」
ひらめき先輩
「はい、きょうは手袋の話です。手が温まる、
いや、心温まる話です。アイちゃんは、片方の
手袋をなくしたとき、どうする?」
アイちゃん
「片方が亡くなった場合は、捨ててますね」
デアくん
「僕もそうですが・・」
ひらめき先輩
「ですよね、ふつうは。でも、片方同士を集めて、
新たに1組にした手袋を販売するというサービス
があるんですよ。Glove Loveというブランドで、
考案したのはイギリスの非営利企業Green Thing
です」
http://glovelove.co.uk/
アイちゃん
「へぇ、そんなサービスをやっているところが
あるんですか」
デアくん
「うーん。なかなか思いつかない発想ですね」
ひらめき先輩
「でしょう? いわゆるリサイクル手袋ですね。
集めた手袋をまず洗って、破損箇所があれば繕い、
Green Thingのロゴを縫い付けて新しいペアに
する。素材は毛は毛、皮は皮というように同じ
素材を組み合わせるのですが、色や模様は違った
ものにするそうです。サイズは女性用、男性用
ともS、M、Lの3種類。子供用はワンサイズのみ。
購入時に素材・色・模様は選べない。届いてから
のお楽しみということです」
アイちゃん
「なるほどね。確かに、リサイクル手袋ですね。
でも、2つ揃ったものをリサイクルするのは誰
でも思いつきそうだけど、片方しかないものを
リサイクルしようと考える発想はすごいものが
ありますね」
デアくん
「そうそう。聞いてしまえばありうることだけ
ど、よく思いついたよね、こういうこと。で、
それって、いくらぐらいするんですか?」
ひらめき先輩
「1組740円ぐらいです(税・送料別)。
世界中に郵送してくれるそうですよ」
アイちゃん
「そんなに安いんですか」
デアくん
「うん。もっと高いものかと思った」
ひらめき先輩
「エコの問題もアイデアが不可欠ですね。
発想の勉強にもなる話だったでしょ?」
アイちゃん
「なりますね」
デアくん
「なるなる・・」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」