【誕生秘話】地球儀をテレビで見るという発想。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうはエポック社の『TV地球儀』の話です」
アイちゃん
「TV地球儀?」
デアくん
「地球儀って、懐かしいな」
ひらめき先輩
「昔の地球儀とは大違いですよ。テレビにつないで
観るところがまず新しいですね。開発のリーダーは
ゲーム・トイ事業部マネージャーの武藤明さん(39歳)。
武藤さんは、エポック社の野球盤やテレビを使う
体感アクションゲームなどの開発に従事してきた方
で、競争の激しい玩具業界で、テレビとの連携を意
識しながら、日々新しいアイデアを考え続けていた
そうです」
アイちゃん
「どんなことができるんですか?」
ひらめき先輩
「例えば、地球儀上の国や首都の印字部分をタッチ
すると、その解説や写真が引き出せるそうです。
また、大陸や海洋に関するもの、日本の都道府県
ごとの解説をはじめ、世界遺産やカブトムシ、
クワガタ、恐竜などの図鑑もコンテンツに加えら
れているようです」
デアくん
「すごく充実したコンテンツですね」
アイちゃん
「楽しそう!」
ひらめき先輩
「それだけじゃなく、世界の風習を○×で答える
ゲームや、国旗、首都などを当てるクイズがあり、
楽しみながら知識を蓄える仕掛けもあるそうです」
アイちゃん
「まさに、知育玩具ですね」
デアくん
「僕は知育玩具より、チークダンスがいいな」
アイちゃん
「デアくん、なに、バカなこと言ってんの!」
ひらめき先輩
「さらに地球儀を回すと、テレビ画面上の地球儀
も同調して回転するという臨場感が楽しめるとか。
また、ペンではなく本体に収容されているカタカ
ナのキーボードで検索することもできるんです」
アイちゃん
「いろんな工夫がされているんですね。発想法で
言えば、地球儀をテレビと組み合わせた、まさに
合体のアイデアですね」
デアくん
「そうそう。典型的なアイデアの発想だ。でも、
できそうでできないのが、発想ですね」
アイちゃん
「アイデアって、最初にやった者の勝ちですね」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」