【誕生秘話】味を変えずに売り上げを2倍に。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうは亀田製菓のハッピーターンの話です」
デアくん
「あっ、知ってる。でも、まだ食べたことはない
けど」
アイちゃん
「えっ、食べたことはないの? へへへ、そう
言う私は一回だけだけど」
ひらめき先輩
「よかった。逆に知りすぎていると、話が面白く
ないからね」
アイちゃん
「で、きょうはどんなお話なんですか?」
ひらめき先輩
「数年前のことらしいんですが、あのハッピー
ターンの売り上げが2倍になったことがあるん
です。味を変えずに、です。それがどうしてか、
アイちゃんは分かりますか?」
アイちゃん
「味を変えず売り上げを2倍にした方法ですか?
難しいですね。一袋の容量を増やして値段を倍
にした?」
デアくん
「僕も同じことを考えていた」
アイちゃん
「あちゃ! じゃ、はずれだわ」
デアくん
「アイちゃん、そんな言い方はないだろう!」
アイちゃん
「だって、デアくんと同じ答えで当たったこと
あったっけ?」
ひらめき先輩
「また始まった! 終わったら教えてね」
デアくん
「あれ、きょうは止めてくれないんですか?」
ひらめき先輩
「じゃ、次に行きますよ。良いと思う人、手を
挙げてくださーい」
アイちゃん・デアくん
「はーい!」
ひらめき先輩
「どうやって味を変えずに売り上げを2倍に
したかというとね。ハッピーターンの表面に
溝をつけたです」
アイちゃん
「溝を?」
ひらめき先輩
「そう。溝をつけたら、そこにハッピーパウダー
が付着し、味がより濃厚なになったそうです。
この“パウダーポケット”によっておいしさが
増し、爆発的に売れるようになったとか」
アイちゃん
「ちょっとしたアイデアが売り上げを2倍に
するんですね」
デアくん
「やっぱりアイデアって、重要だな」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」