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【誕生秘話】発想の転換で利益を生み出した『バリスタ』。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうはネスカェの『バリスタ』の話です」

デアくん
「あれは確か、簡単にいろんな種類のカフェを
つくれるマシンですよね?」

アイちゃん
「そうそう、ふつうのコーヒーだけじゃなく、
エスプレッソやカプチーノ、カフェラテなども
作れるんでしょ?」

ひらめき先輩
「よく知ってますね。ゴールドブレンドなどの
“エコ&システムパック”をセットして、好き
なメニューを選んでスタートボタンを押せば出
来上がるカフェマシンです。最初は、大手スー
パーで1万2800円でテスト販売をしたんですが、
あまり売れなかったそうです」

アイちゃん
「何が原因だったんですか?」

ひらめき先輩
「価格でした。高すぎたんですね。そこで、それ
より下の3種類の価格でテスト販売をしたところ、
いちばん上の価格で約2倍、ほかの価格では約10
倍ほど売れたそうです」

デアくん
「そんなに売れたんですか」

ひらめき先輩
「で、結局、真ん中の価格に決まったそうですが、
これだと流通企業の利益は確保できても、ネスレに
利益は残らないという価格だったそうです」

アイちゃん
「えっ、それだったら、商売にならないじゃない
ですか」

ひらめき先輩
「そこが頭の使いどころなんですね。当時、その
部門の本部長をしていた高岡浩三さんは、発想の
転換をしたんです」

デアくん
「なんとか、利益を出るようにしたんですか?」

ひらめき先輩
「そうです。パソコン用のプリンターと同じ発想を
したんです。プリンターは価格は安いけど、それで
利益を出そうとしていないんです。インクで利潤を
稼いでいるんですね。高岡さんは“バリスタで儲け
ようとせず、ネスカフェの販売増につながるビジネ
スモデルにしよう”と考えたわけです」

アイちゃん
「なるほど・・」

デアくん
「バリスタが売れれば、当然、ネスカフェも売れる
というわけか」

ひらめき先輩
「さらに、高岡さんは流通ルートにもこだわったん
です。一般的に、コーヒーメーカーは家電量販店で
取り扱うものだけど、取引関係の長いスーパーを主
体にしたんです。狙いはコーヒーの販売増だから、
食品コーナーに置いてもらうよう要請したそうです」

デアくん
「一本、筋が通っていますね」

アイちゃん
「戦略の勝利ですね」

ひらめき先輩
「実は、高岡さんは菓子部門子会社時代に『キット
カット』を受験キャンペーンなどの展開によって
看板商品のひとつに育てあげた実績があるんですよ。
だから、バリスタも新たなビジネスモデルへの挑戦
だったということです」

アイちゃん
「えっ、あのキャンペーンを手掛けた方なんですか」

デアくん
「だから、そういう発想ができるんですね」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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