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【誕生秘話】「伝統と革新」を体現している醤油屋さん。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうは新時代のお醤油の話です」

アイちゃん
「新時代のお醤油の話?」

ひらめき先輩
「そうです。従来のお醤油ではなく、
新しい形態のお醤油の話です」

デアくん
「新しいケータイ? 電話もできるんですか?」

アイちゃん
「デアくん。それ、マジ? 冗談?」

ひらめき先輩
「なるほど。
言葉で聞くと、いろんな意味に取れるね。
新しい形状という意味で言ったんだけど、
確かに持ち運びにも便利と言えるかな。
ただし、電話としては使えません(笑)」

アイちゃん
「どんな形状なんですか?」

ひらめき先輩
「どんな形状だと思う?」

デアくん
「ボトルがひょうたん型とか?」

アイちゃん
「どこまでボケるつもり、デアくんったら・・」

デアくん
「えっ、ボトルの形状の話じゃないの?」

ひらめき先輩
「違います。お醤油そのものの話です」

アイちゃん
「そういえば、納豆についているお醤油に
ジェリー状のものがあったと思うけど違うかしら」

ひらめき先輩
「違います」

デアくん
「じゃ、粒状?」

ひらめき先輩
「違います。前振りが長くなっちゃうから言うね。
それは、粉末醤油、ソイソルトです」

デアくん
「粉末醤油・・」

アイちゃん・デアくん
「液体がソイソースで、粉末はソイソルトか」

ひらめき先輩
「粉末醤油はいろいろな会社で作られているそうですが、
きょうは香川県引田町にある『かめびし醤油』を取り上げます。
その地域は、良質な塩の産地が近く、醤油づくりに適した気候など、
「美味しい醤油」の生産地として知られているそうです。
創業は1753年、250年以上も続いている醤油屋さんです」

アイちゃん
「そんな歴史のある醤油屋さんが粉末醤油を作ったんですか?」

ひらめき先輩
「そうなんです。もちろん、従来の液体のお醤油もあるん
ですよ。粉末醤油を作る仕組みは、醤油を急速冷凍して
乾燥させて粉々にして作られるそうです」

デアくん
「粉末にすると汚れにくいからかな・・」

ひらめき先輩
「ソイソルトを作った理由は、お醤油をもっともっと
世界に広めたいということだったんです」

アイちゃん
「でも、お醤油って、
すでに世界で使われているんじゃないの?」

ひらめき先輩
「17代目の常務取締役の岡田佳苗さんは、海外の一流
レストランを回って飛び込み営業をしているそうですが、
液体のお醤油は知られているけど、粉末は初めてなので、
シェフたちはすごく興味を持つらしいです。
ソイソルトは、三年醸造、うすくち、青唐辛子&ニンニク、
オニオン&ニンニクの4種類あって、液体と違う食感や
新しい使い方ができる点が受けているとか。
いまでは一流のフレンチやイタリアンレストランで
使われているそうですよ」

デアくん
「すごいなぁ、お醤油を粉末にしちゃうなんて。
伝統的な会社ほどできそうもないと思えるのに」

アイちゃん
「守るべきものとは別に、そういう柔軟な姿勢があるから、
250年以上も続いてきたと言えるんじゃないかしら」

ひらめき先輩
「しょうゆこと。
はい、きょうのお話はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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