失敗するアイデアとは、どんなアイデアなのか。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「きょうは、失敗するアイデアと成功するアイデアの話です」
アイちゃん
「失敗するアイデアって、どんなアイデアのことですか?」
デアくん
「ポイントがずれているアイデアのことでしょ?」
ひらめき先輩
「それも失敗するアイデアだけど、きょうの話はちょっと違う
かな。アイデアの内容と言うより、動機についての話です。
例えば、いつも積極的にアイデアを出すけど、なぜか採用
されない人がいるとします。本人が頑張れば頑張るほど、
周りの人が迷惑になっている。どうしてだと思いますか?」
アイちゃん
「うーん・・・・」
デアくん
「なぜだろう?」
ひらめき先輩
「心の問題だから一概には言えないけど、自分の評価が上
がることしか考えていない人の場合、そういうことが自然と
周りの人たちに伝わってしまうんです」
デアくん
「ふむふむ・・・・」
アイちゃん
「確かに、そういうことってあるかもしれない」
ひらめき先輩
「ひとことで言うと、自己中心的なアイデアは、日の目を見
ないということです。自分の立場でしか考えいない企画は、
共感力がないので第三者には認められにくいんですね。
じゃ、聞くけど、その人に欠けているものって何だと思う?」
デアくん
「・・・・・・?」
アイちゃん
「何だろう・・・・・?」
ひらめき先輩
「それは、他の人たちに対する視点です。独りよがりではなく、
チームのことまで考慮したアイデアは、受け入れられやすい
んです。もちろん、アイデアそのものが良いというのが前提で
すが」
デアくん
「ふむふむ、メモメモ・・・・」
ひらめき先輩
「大事なことは、自分のアイデアが採用されることで自分の
評価も上がり、チーム全体にもプラスになることなんです。
これって、意外と気がつかないポイントですから、しっかり
覚えておいてくださいね」
デアくん
「メモメモ・・・・」
アイちゃん
「きょうの話は、なかなか深いですね」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」