HOMEHowto

自分では気づかない思考の壁を壊すのもコーチの役目。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。

ひらめき先輩
「きようは前回の続きとして、コーチの重要性について
話をします。前にも言ったように、金メダルを取るような
アスリートは、必ずと言っていいほど、みんなコーチを
つけているそうです」

デアくん
「ゴルフだって、野球だって、どんなスポーツでも、今は
コーチが欠かせないみたいですね」

ひらめき先輩
「あの水泳の北島選手も最初はなかなか勝てなかった
らしいけど、コーチがゴールを変えてから記録が伸びた
そうです」

デアくん
「ゴールを変えたって、どういう意味ですか?」

アイちゃん
「まさか、北島選手だけゴールを手前にしたとか?」

ひらめき先輩
「そうそう・・・いやいや、違うって! 水泳の場合、壁に
タッチすることがゴールですよね。でも、コーチはそれを
ゴールとせずに、そのあとでタイムが表示されるボード
を見るまでをゴールとしたそうです。つまり、壁をタッチ
することを通過点にしたんです。そうすることで、タイム
が縮んだそうですよ」

デアくん
「うわーっ、凄い!」

アイちゃん
「コーチの重要性が分かる良い例ですね。目標を変え
ただけで、結果が変わるんですもの」

デアくん
「そういうことって、なかなか自分ではできないな」

ひらめき先輩
「できないでしょうね。選手ひとりでは世界記録は出せ
ないと思いますよ。自分が考えている限界を超えたと
ころへ引き上げてくれるコーチがいるからこそ、厳しい
練習も続けられるし、新記録が生まれるんでしょうね。
これはスポーツに限らずアイデア開発も同じなんです」

デアくん
「じゃ、僕みたいな者でもコーチをつけたら変わりますか?」

ひらめき先輩
「もちろん、変わります。コーチをつけるのがいちばん
良いけど、まずアイデアについての知識や自分の限界
を突破する訓練を教えてもらうことが大切ですね。人は
誰しも思い込みや固定観念というものがあるから、セミ
ナーなどで学ぶだけでもかなり結果が違ってくると思い
ます」

アイちゃん
「確かに、自分では何が思いこみで、何が先入観なのか
なんて、さっぱりわからないわ。アイデアを考えるのに、
それが邪魔をしているとしたら、お手上げね」

ひらめき先輩
「人が思考の限界を感じるのは、限界というものがそこに
あるのではなく、自分が限界を作っている場合がほとんど
なんですよ。それから、アイデアを考え出す行為は、特別
な能力のある人だけがやれる特権のように思っているとし
たら、実は、それもあなたの思い込みに過ぎないというこ
とです」

デアくん
「なるほど」

アイちゃん
「要するに、自分のことがいちばん分からないのかもしれ
ないですね」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

このページのトップへ
ブログパーツ inserted by FC2 system