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ルーティンワークに、アイデアは不要か。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。

ひらめき先輩
「デアくんは、ルーティンワークについて、
何か工夫をしていますか?」

デアくん
「ルーティンワークですか? 特に何も・・・」

アイちゃん
「私も何もしてませんが、工夫をする余地が
あるんですか?」

ひらめき先輩
「ふだん何げなくこなしている日課などは、
すでに手順が決まっていることが多いので、
そこに不便さを感じることがあまりないと
思うんですが、実は、こういうものにこそ
工夫の余地があるんですよ」

デアくん
「そうなんですか。気がつかなかったなあ」

ひらめき先輩
「習慣としてやっているものについて、一度、
見直してみるといいですよ」

アイちゃん
「見直すって、どう見直したらいいのかしら?」

ひらめき先輩
「いまやっている手順は、本当にこれでいいのか。
例えば、出社して最初にやっていることがあると
したら、本当に朝一番にやるのがベストなのか。
前の日の最後に片づけてしまった方が効率として
はいいのではないか、とかね。ある作業を決まり
としてやっているとしますね。でも、それが本当
に必要なことなのか。ある作業を他の作業のなか
に組み込むことで、その分手間を省けないかとか。
それから、これはルーティンワークじゃないけど、
事の大小を問わず何かを決定するのに会議をして
いるとしたら、それは本当に必要な会議なのか。
毎日少しずつやっている作業を、一週間または
二週間まとめてやったほうがいいのではないか。
こんなふうに見直してみると、意外と新しい発見
があるものです」

アイちゃん
「なるほどねぇ」

デアくん
「いままでそんなことぜんぜん考えもしなかった」

ひらめき先輩
「要は、自分が習慣としてやっていることを疑っ
てみることです。本当に、そのやり方でいいのか、
自問自答してみてください。新しいアイデアは、
現在のものを否定するところから始まるからね」

デアくん
「習慣としてやっていることって、意外と盲点で
すね」

ひらめき先輩
「そうなんですよ。仕事の段取りも一度チェック
するといいですよ」

アイちゃん
「仕事の段取りも?」

ひらめき先輩
「一日の仕事に優先順位をつけているか。もっとも
重要度の高い順から取り組んでいるか。嫌なものを
後回しにしていないか」

デアくん
「ドキッ!」

ひらめき先輩
「締め切り近くになってバタバタとあわててやって
いないか」

アイちゃん
「ドキッ!」

ひらめき先輩
「寝る前に翌日の仕事の段取りを考えていますか。
それが無理なら、通勤電車の中あるいは出社後、
その日の仕事の予定を決めましょうね。要するに、
行き当たりばったりで仕事をしないことです」

アイちゃん・デアくん
「はーい!」

ひらめき先輩
「事前に段取りを考えておくだけでも仕事の効率は
上がりますよ。効率が上がるということは、無駄な
時間が減るということです。その分、自由な時間が
増えるんです。時間のゆとりをつくることで、心の
ゆとりも生まれ、仕事の質も高められるいうわけで
す」

アイちゃん
「そうか。ルーティンワークを見直すことや仕事の
段取りを考えることは、アイデアを考える行為と同
じなんですね」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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