ピーター・ドラッカーなら、何と言うだろうか。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「きょうは、仕事で成果をあげる人の特徴について
話をしましょう」
デアくん
「えっ、それ、僕のことですか?」
アイちゃん
「その冗談、ぜんぜん面白くないんだけど」
デアくん
「冗談? 本気なのに・・」
ひらめき先輩
「そう、デアくんのことです。だから、デアくんは、
仕事で成果をあげる人の特徴は、よく分かってますよね?」
アイちゃん
「そうね、私もぜひ聞きたいわ」
ひらめき先輩
「アイちゃん、あんまり嫌味を言わないの」
デアくん
「人一倍、努力家であることだと思います」
アイちゃん
「それが答え? それって普通のことじゃん!」
ひらめき先輩
「まあまあ。デアくん、もう少し詳しく教えて」
デアくん
「粘りというか、すぐにあきらめないというか、
どんなに辛くてもそこから逃げないというガッツ
ですね」
ひらめき先輩
「仕事に対するガッツということですね?」
デアくん
「はい、そうです。それしかありません!」
アイちゃん
「なんか、妙に力が入ってるわね」
ひらめき先輩
「アイちゃんは?」
アイちゃん
「えっ、私ですか? 今回はデアくんだけかと・・。
えーと、仕事で成果をあげる人の特徴ですよね。
えーと、えーと、あせっちゃうな。頭がよくて、
背が高くて、家庭を大事にしてくれて・・あれ?」
デアくん
「それって、理想の結婚相手のことじゃない?」
アイちゃん
「そう。いや、そうじゃなくって・・・」
ひらめき先輩
「アイちゃん、もういいよ。よく分かったから。
ピーター・ドラッカーは、こう言っています。
“私の観察によれば、成果をあげる者は仕事から
スタートしない。時間からスタートする。
計画からもスタートしない。何に時間がとられ
ているかを明らかにすることからスタートする。
次に、時間を管理すべく自らの時間を奪おうと
する非生産的な要素を退ける”と」
デアくん
「どひゃーッ! 僕らとぜんぜん観点が違う!」
アイちゃん
「目からウロコ、いや、耳からウロコですね。
反省しまーす!」
デアくん
「反省しまーす!」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」