ウォーキングミーティングがもたらす6つのメリット。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「きょうは “歩きながら話そう”という活動を
行っている会社の話をします」
デアくん
「“歩きながら話そう”ですか?」
アイちゃん
「初めて聞きました」
ひらめき先輩
「これは“AnswerLab”という会社のCEOが、
コミュニケーションを深めるために全従業員に
対して行っている活動です」
アイちゃん
「確かに、会社の会議室で話すよりも、開放的
でいいかもしれませんね。相手がCEOとなると、
なおさらですよね」
デアくん
「歩くことはものを考えるのに適してますし、
同時に健康にもいいですね」
ひらめき先輩
「そうなんです。その会社は健康と運動の分野
に注目していることもあって、新入社員全員に
FitBitが配られるそうです」
デアくん
「FitBit?」
ひらめき先輩
「リストバンドのような形で、いろんな機能が
付いた万歩計のようなものです」
アイちゃん
「歩数はもちろん、距離や消費カロリーが分か
るんですよね。食事や運動も管理できたりする
んじゃなかったかしら」
デアくん
「へぇ、進んでる」
ひらめき先輩
「ま、それはともかく、そのCEOが“歩いて話
そう”のメリットを6つ挙げているんです」
アイちゃん
「知りたーい!」
デアくん
「メモメモ・・」
ひらめき先輩
「1つ目は、“組織の中心的価値観、ビジョン、
社内文化を強化できる”ということ。CEOは組織
の価値観、ビジョン、社内文化をもっとも的確に、
力強く伝えることのできる存在。従業員と個別に
話すことで、会社の将来について議論をし、価値
観を支えてくれていることへの感謝を伝え、社内
文化を強化または低下するような行動を特定する
ことができるはず、と言っています」
アイちゃん
「確かにねぇ」
デアくん
「うん、いいことだ」
ひらめき先輩
「2つ目は、組織が変化しているとき、従業員の
やる気を確かめることができるということです」
アイちゃん
「CEO自らがそれをやるなんて素晴らしいわ」
ひらめき先輩
「急速に成長している企業では、組織構造や製品、
工程、従業員がめまぐるしく変化していくもので
す。変化をつくっている存在であるCEOに比べれ
ば、従業員の多くはその変化にすばやく適応する
ことは難しいだろうと言っています。そういうと
きこそ、この“歩いて話そう”が役立つんですね。
緊密なコミュニケーションを重視する社内文化の
おかげで、こうした変化にも適応しやすいという
コメントも社員からもらったそうです」
デアくん
「社員にしてみれば、会社が常にどういう考えで
進んでいるかを知りたいよね」
ひらめき先輩
「3つ目は、組織と将来展望について新しい視点
を得ることができるというものです。過去3年間
の“歩いて話そう”のなかで多くの質問を受け、
それがきっかけで会社の戦略をより良く練り直す
ことができたことがあるそうです」
アイちゃん
「会議室ではなかなかできないことでも、歩きな
がらだと自然とできてしまうのかもね」
デアくん
「しかも、二人だけだから言いやすいよね」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
あとの3つのメリットは次回話すことにしまーす。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」
(参考資料)
lifehacker.jp
Walking Meetings: So Much More Productive Than You Think | Inc.
Amy Buckner Chowdhry(訳:佐藤ゆき)
Photo by Thinkstock/Getty Images.