こうすれば、あなたも『選ばれる理由』はつくれる。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「アイちゃん、デアくん、そして読者の皆様。
あけましておめでとうございます。今年もよろ
しくお願いいたします」
アイちゃん・デアくん
「あっ、ひらめき先輩。あけましておめでとう
ございます。今年もよろしくお願いしまーす」
ひらめき先輩
「今年は、去年よりもっといい年にしたいですね」
アイちゃん・デアくん
「したーい!」
ひらめき先輩
「ということで、きょうのテーマは“選ばれる
理由”です」
アイちゃん
「なかなか興味深いテーマですね。誰もがいち
ばん知りたいところかもね」
デアくん
「かもね・・・」
ひらめき先輩
「参考書籍は、武井則夫さんの著書『選ばれる
理由:どうしても売上と利益が増えてしまう心理
マーケティング』です」
アイちゃん
「タイトルを聞いただけで読みたくなっちゃう」
デアくん
「なるなる・・・」
ひらめき先輩
「武井さんは、巧みなマーケティングセンスと
実践的な財務ノウハウをバランスよく持ち合わ
せ、攻撃と守備の企業戦略を次々と編み出して
いる注目のコンサルタントです。この著書では、
中堅中小企業をサポートしてきた経験に基づき、
『選ばれる理由』を“つくる”“伝える”、そし
て“仕組み”にする方法を紹介しています」
アイちゃん
「なんだかワクワクしちゃう」
デアくん
「するする・・・」
ひらめき先輩
「きょうは、この本の第2章“『選ばれる理由』の
つくり方”の中の“ウリの原石を探せ”の部分です。
そこでは、自社の素晴らしい“ウリ”に気づくため
の4つの切り口を紹介しています。この4つの切り
口の目的は、“いますでに持っているが気づいてい
ない、伝え切れていない素晴らしさ”を見つけ出す
ことです」
アイちゃん
「うわーっ、ますます期待しちゃう」
デアくん
「しちゃう、しちゃう」
アイちゃん
「ちょっと、デアくん。黙って聞いていれば、
さっきから繰り返しばかりじゃない。たまには、
気の利いたこと言いなさいよ」
ひらめき先輩
「まあまあ、アイちゃん。そうムキにならなく
ても。じゃ、進めますね。1番目の切り口は、
どこにも負けない“商品”“サービス”“技術”。
自社の素晴らしさを伝えるためには、他社と
比較してどうなのかを示すことが大切だとい
うことです。さらに第三者からの評価、数字
の裏づけがあると、信憑性は一気に高まると
言っています」
アイちゃん
「でも、どんな会社でも、そう簡単に見つかる
かしら?」
ひらめき先輩
「そのために、例を挙げています。
・毎日1万個が売れています
・累積販売台数10万台を突破した商品
・業界平均より3割も多い含有量
・ご購入いただいたお客様の96%が満足している
と答えています
・従来商品よりも12.4%長持ちします
・この機械は加工時間が従来よりも22%短縮できます
・海外の食品競技会で1000個以上のメダルを受賞、
などです」
デアくん
「確かに、例えがあると分かりやすいな」
ひらめき先輩
「このように、自社の自慢を思いつく限りリスト
アップしてみることです。そうすると、“ウリ”の
ポイントが必ず見つかるというわけです」
デアくん
「なるほどね。大げさに考えないで、自分たちの
強みは何かを考えればいいのか。それなら、何か
見つかるかもしれない」
アイちゃん
「デアくん、どうしたの。人が変わったみたい」
ひらめき先輩
「あれだけ言われちゃーねぇ。いやいや、それはと
もかく。2番目の切り口は、“No.1”“オンリーワン”
“日本初”“世界初”を見つけるというものです」
デアくん
「こっちのほうがもっと難しそう」
アイちゃん
「ほんと、難しそう・・・」
ひらめき先輩
「でもね、著者はこのように言っています。
たとえばトヨタなどの世界的大企業でなくとも、
さまざまな条件を洗い出すと、自社がナンバーワン
になっていることが充分にありえます。世界一、
日本一でなくとも、地元で一番になっているかも
しれない。あるカテゴリーに限定すると、そこで
一番になっていることもよくあるのだとか。
売上シェアや数量だけでなく、◯◯率などの
さまざまな指標を用いれば、規模の大小は関係
なくなるそうです。さらに言えば、他社にない
ものを持ってさえいれば“オンリーワン”と
言うこともできます、と」
デアくん
「僕たちが気づかないだけで、いろんなやり方が
あるんですね」
アイちゃん
「そうそう、あるんですね」
ひらめき先輩
「あれ。デアくんとアイちゃんが、入れ替わった
みたいだね」
アイちゃん
「あっ、本当だ。うつっちゃったみたい」
デアくん
「ひどいなぁ。それじゃ、まるで伝染病じゃない」
ひらめき先輩
「ということで、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」
(参考資料)
lifehacker.jp
『選ばれる理由:どうしても売上と利益が増えてしまう
心理マーケティング』
(武井 則夫著、現代書林)