「直感」は、こうすれば降りてくる。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談を
しています。
ひらめき先輩
「きょうは前回の続きです。前回では、NHKの
ディレクター吉田照幸さんの書籍『発想をカタ
チにする技術』のなかからパート1をご紹介し
ました。今回は、パート3“新しさは『直感』
から生まれる”の話です」
デアくん
「でうです。どうすれば直感やアイデアが降り
てくるかという話です」
アイちゃん
「あら、きょうはやけに気合が入ってるわね、
デアくん」
デアくん
「きょうだけじないですよーだ。ひらめき先輩、
先に進めてください」
ひらめき先輩
「はいはい。先に行きましょう。その章では、
“直感が舞い降りてくるためにできる5つの
こと”が書かれています。ちょっと長くなる
のでプリントしてきましたから、読んでみて
ください(二人に手渡す)」
(二人、プリントを読む)
「直感」が舞い降りてくるためにできる5つのこと
1.起床したら5分待つ
脳は、朝目覚めたときがいちばんきれいな状態。
アイデアが降りてくることが多いので、起き上が
るのを5分待ち、なにか浮かぶのを待つ。
2.違う自分を試す
「直感が最近出ないな」というとき、著者は普段
やらない、興味のないものに強制的に接触するよ
うにしているそうです(「すごく親切な人になろう」
など)。いつもと違う行動が脳を刺激し、違う発想
を出てきやすくするわけです。
3.カレーをつくる(開き直る)
締め切り間近などの時期に、著者は頭を空っぽに
するためにカレーをつくるのだとか。そして食べ
終わってからノートを出し、心に浮かんだ言葉を
書き出す。アイデアが出ないときだからこそ、
自分に期待しすぎず、肩の力を抜いて、開き直っ
た方がいいということです。
4.本屋に行く
本屋に行くメリットは、偶然の出会い。そして求
めていなかった本と出会えるからこそ、興味のな
いコーナーにも行くようにしているそうです。
アマゾンでレビューを見てもピンとこないのに、
不思議と「当たり」の本に出会えるといいますが、
これは共感できますね。
5.溜まってるものを吐き出す
悶々と1人で考えず、人に話したり、書いたりし
て溜まっているものを吐き出す。吐き出したもの
を眺めれば、自分の考えを客観的に見ることがで
きるということです。
アイちゃん
「1番目は、よく分かりますね。私もよく経験
するから」
デアくん
「僕は3番目かな。カレー大好き!」
アイちゃん
「デアくんの場合、つくるんじゃなくて、食べ
に行くんでしょ」
デアくん
「気分転換ですよーだ」
ひらめき先輩
「僕も起きる前にひらめくことはありますね。
ただ気をつけなくちゃいけないのは、すぐに
メモを取ることですね」
アイちゃん
「そうそう。ほんと、それは大事ですね。忘れ
ることはないと思って油断していると、いざメ
モを取ろうとしたら、すっかり頭の中から消え
ていたということがよくありました」
デアくん
「あと、5番目は僕はよくやります」
ひらめき先輩
「人と話すのは効果的ですね。一人で考えてい
ると堂々巡りをしちゃうことってありますよね。
そんなときは、人と話すことで発想が何倍にも
広がりますから」
アイちゃん
「要するに、上手な気分転換をするのが、ヒラ
メキを得る秘訣だと思います」
デアくん
「まさか、アイちゃんが僕をいじめるのは気分
転換じゃないでしょうね?」
アイちゃん
「えっ、分かった?」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも最後までお読みいただき感謝します」
(参考資料)
lifehacker.jp
『発想をカタチにする技術 新しさを生みだす
“ありきたり”の壊し方』(吉田照幸著、日本実業出版社)