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アイデアマンは、感度のいいレーダーなんだ。

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「前回は『アイデアとは感動を伴った異種どうしの結合である』
でした。これについては、二人ともよく理解していましたね。
きょうは2番目の『アイデアは自分のなかに存在している』です」

デアくん
「これは初耳ですね」

アイちゃん
「これって、すべてのアイデアがという意味ですか?」

ひらめき先輩
「そうです」

アイちゃん
「でも、アイデアって、何か他のことをしているときに、
ふとヒラメキを得てアイデアが浮かぶってこともありますよね」

デアくん
「そうそう。テレビの番組だったと思うけど、何かを開発している
技術者が最後の部分で行き詰っていて、ある日、家で子供が遊んで
いるものを見て、パッとひらめいてピンチを切り抜けたという話が
ありました。ということは、アイデアは自分の外にある場合もある
んじゃないですか?」

ひらめき先輩
「言っていることは、とてもよく分かります。そういうケースは
たくさんありますよね。僕も何度も経験しました。でも、ちょっと
考えてみてください。確かにヒントは自分の外にあるけど、
それだけではアイデアにならないですよね」

アイちゃん
「ええ、それはあくまでもヒントですから」

デアくん
「でも、そのヒントがなければアイデアは生まれないですよね」

ひらめき先輩
「確かに、そのとおりです。ここからが大事なところなんで、
よく聴いてくださいね。ヒントとなるものは自分の外にあるけれど、
それを認識した瞬間に自分のなかに取り込まれます。そして、
自分のなかにある知識の一部というか、アイデアの素と結びついて
『あっ!』とひらめくわけです」

デアくん
「そうか。ヒントを自分が認識しないかぎり・・」

アイちゃん
「アイデアは生まれないってことね」

ひらめき先輩
「そうなんですよ。しかし、みんなが同じものを見て、同じ反応を
するかというと、必ずしもそうではないですよね。人によっては、
同じものを見ても認識していない場合もあります。そういう人に
とっては、それはないことと同じです」

デアくん
「あるある、そういうこと」

アイちゃん
「モノの存在って、認識してるかどうかが大事なのね」

ひらめき先輩
「さらに言うとね。たとえ認識したとしても、その人にアイデアに
結びつく知識がなければ、それは意味をなさないわけです。
アイデアを考え続けているからこそ、まったく関係のないようなものが
ヒントになりうるわけです。これが引き寄せの法則でもあるんだけど」

アイちゃん
「なるほど、深いですね」

デアくん
「同じものを見て、ひらめく人とひらめかない人がいるのは、
そういう理由があったんですね」

ひらめき先輩
「あるものを見てヒントを発見できたということは、自分のなかで
同じようなものを求めているという心の作用があるからです。
それがないと、ビビーッと響かないでしょう。そして、自分のなか
にある他の要素と結びついてアイデアになるわけです」

デアくん
「レーダーと一緒ですね」

アイちゃん
「自分が電波を発していなければ、反応も起きないということね」

ひらめき先輩
「はい、きょうはこの辺にしておきましょうか。では、次回をお楽しみに」

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