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相撲の土俵にいる三人の神様とは?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「二人とも、ナマの相撲を見たことある?」

アイちゃん
「私はないです」

デアくん
「僕は一度だけあります」

ひらめき先輩
「20数年前だけど、僕も一度だけあります。
相撲好きの友人がチケットをくれたので
同行したんです。二階席の後ろの方でしたが、
初めて見る力士の美しさ、バシッと激しい音を
立ててぶつかりあう立ち合いの迫力に驚かされました」

アイちゃん
「お相撲さんって、きれいらしいですね」

デアくん
「肌がつやつやしてる。遠くで見ていても、
バシッという立ち合いの音が聞こえるんですよね」

ひらめき先輩
「熱気のこもった会場の空気や、
取り組みの合間に聞こえる人の話し声は、
張りつめた雰囲気の中にもどことなくのどかさが
感じられて、やっぱりナマはいいなあ、
という感慨を持ち帰ったのを覚えています」

デアくん
「あの雰囲気、いいですよね」

アイちゃん
「そうなんだ。一度、行ってみたいな。
ところで、きょうは相撲の話ですか?」

ひらめき先輩
「分かっちゃった?」

アイちゃん
「見え見え、です」

デアくん
「相撲、か。問題は、何だろう?」

ひらめき先輩
「へへへ。すっかりお見通しだね、この頃は。
では、ご期待に応えて・・・」

アイちゃん
「そんなの、誰も期待してません」

デアくん
「ワンパターン」

ひらめき先輩
「勝ち名乗りを受ける力士は懸賞をもらうときに、
三回ほど手を上下に動かす仕草をしますよね。
『手刀(てがたな)を切る』と言うんだけど、
手刀の意味を知ってますか?」

デアくん
「手刀の意味か・・・」

アイちゃん
「そんな仕草、したっけ?」

デアくん
「懸賞金に対するお礼の仕草?」

アイちゃん
「・・・・・・」

ひらめき先輩
「僕もそう思ってましたが、違いました。昔から
土俵には三人の神様がいると言われ、その神々に
感謝を捧げる意味で手刀を切るんだそうです」

アイちゃん
「三人の神様?」

ひらめき先輩
「その神々とは、左の神産巣日神(かみむすびのかみ)
右の高御産巣日神(たかむすびのかみ)、
真ん中の天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。
現在では、左、右、中の順序で切ることになって
います。したがって、東方の力士が切る場合と
西方の力士が切る場合とでは、左右に切る順番が逆に
なるそうです」

アイちゃん
「ちゃんと順番も決められているんですね」

デアくん
「それは気がつかなかったな。
今度、テレビを観るとき、ちゃんと見てみようっと」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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