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あのナポレオンが「瓶詰」を発明した?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうは缶詰の発明についての話です。ところで、
ナポレオンが瓶詰の発明に関わっていたのを知って
ましたか?」

アイちゃん
「えっ。あのナポレオンが・・・」

デアくん
「発明したんですか?」

ひらめき先輩
「いやいや、彼が発明したわけではないんですが、
発明に大きく関わっているんです」

アイちゃん
「どういうことですか?」

ひらめき先輩
「18世紀後半のこと。ナポレオン軍は戦争で
遠征することが多く、ヨーロッパ全域を駆け
巡ったそうですが、そんななかで、兵士たち
がバタバタと倒れてしまうことが起こったん
です。原因は、ビタミンC不足による壊血病
だったんです」

アイちゃん
「戦争では新鮮な食べ物なんて手に入らない
ものね」

デアくん
「そうか。そういうことがあったんだ」

ひらめき先輩
「そこで、ナポレオンは新鮮な食料を長期保存
する方法を考えた人に賞金12,000フランを
与えるという御触れを出したんです。つまり、
懸賞ですね。これは1795年のことです」

アイちゃん
「当時から懸賞というのがあったんだ」

デアくん
「マーガリンも懸賞で生まれたんですよね」

ひらめき先輩
「そうそう、よくご存知で。で、1804年にパリ
近郊で料理長をしていたニコラ・アペールという
人が瓶詰を発明し、賞金を獲得したんですね。
ナポレオンから直々に勲章を賜ったそうですよ」

アイちゃん
「でも、瓶詰って重そう・・」

デアくん
「それに、割れやすいし・・」

ひらめき先輩
「そうなんですよ。ガラスの瓶は重くて割れやす
いという欠点があったので、1810年にイギリスの
ピーター・デュランドという方が、缶詰を発明し
たんです」

アイちゃん
「やっぱり缶詰がいいですよね」

デアくん
「そうそう。割れたら危ないし・・」

ひらめき先輩
「でも、初期の缶詰は殺菌方法に問題があって、
中身が発酵して缶が破裂する事故が起こったそ
うです。それで、1833年にフランスのアンシル
ベールという人が、缶のふたをはんだ付けし、
熱で溶かして缶を開ける方法を考案したんです」

アイちゃん
「はんだ付け?」

デアくん
「熱で溶かして開ける?」

ひらめき先輩
「はんだ付けの缶詰なんて、今では信じられな
いですね。1860年代になってからブリキが発明
され、ブリキの缶詰になったそうです。当初は、
缶切りはなく、開けるのに金鎚とノミを使った
とか。液体などを入れられるようになったのは、
缶切りが発明されてからだそうです」

アイちゃん
「瓶詰も缶詰も、そういう歴史があったんですね」

デアくん
「文明の利器を手にするのも楽じゃないな」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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