知ってびっくり、ゴルフの穴のサイズの決め方。
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「きょうはゴルフの話です。二人とも、やったことある?」
アイちゃん
「私はありません」
デアくん
「僕もないです」
ひらめき先輩
「ずっと不況だったから、ゴルフ人口も減ってるのかな。
ま、それはともかく、ゴルフをやらない人でも、今回の
話は面白いと思いますよ。その前に、球聖と呼ばれる
ボビー・ジョーンズについてちょっと触れておきます
デアくん
「名前だけは聞いたことがある」
ひらめき先輩
「彼は野球やゴルフの好きな弁護士を父に持ち、1902年に
米国ジョージア州アトランタに生まれました。28歳のとき、
当時の世界4大タイトルである全米アマ、全英アマ、
全米オープン、全英オープンに優勝し、年間グランドスラム
を達成。スポーツ界で『グランドスラム』という言葉が
用いられたのは、これが最初と言われているんですよ」
アイちゃん
「グランドスラムという言葉は聞いたこと、あります」
ひらめき先輩
「同年、競技生活から引退し、その後も弁護士業務の
かたわら、マスターズゴルフトーナメントの創設や、
マスターズの開催地であるオーガスタ・ナショナル・
ゴルフクラブのコース設計にも携わったそうです」
アイちゃん
「よく分からないけど、すごい人なんですね」
デアくん
「マスターズをつくった人か・・」
ひらめき先輩
「ボビー・ジョーンズは、1974年、彼の没後に設立された
世界ゴルフ殿堂に最初に殿堂入りした名選手の一人であり、
プロを上回るほどの実力を持ちながら、生涯、アマチュア
を貫いた選手なんです」
アイちゃん
「えっ、アマチュアなの?」
デアくん
「そういうところに、カリスマ性を感じるよね」
ひらめき先輩
「ということで、そろそろ、きょうのテーマに行きますか。
ゴルフの穴の大きさは、何を基準にして決められたのか、
です」
アイちゃん
「さあ?」
デアくん
「分かるわけないでしょ!」
ひらめき先輩
「まあまあ、そう開き直らないで。穴のサイズは、やはり
最初から決められていたわけではなく、それまで各コース
によってばらばらだったんですよ。穴のサイズがひとつに
統一されたのは、1891年のことなんです。そのきっかけと
なったのは、オールドコースの横に転がっていた土管」
アイちゃん
「土管?」
デアくん
「・・・・?」
ひらめき先輩
「たまたまそこにあった4インチと1/4(約10.795センチ)
の太さの土管を17番ホールに差し込んでホールとしたのが
始まりだとか」
デアくん
「こりゃ、たまげた」
アイちゃん
「物事の始まりって、予想外のエピソードが多いですね」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」