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大根の千切りを、なぜ千六本というのか?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「きょうのテーマは大根です」

アイちゃん
「だいこん?」

デアくん
「だいこんって、あの食べる大根ですか?」

ひらめき先輩
「そうですよ。他にありますか?」

アイちゃん
「いえ・・」

デアくん
「他にあったかな?」

ひらめき先輩
「大根って、ブリ大根などの煮物や味噌汁に
してもおいしいし、千切りにし大根サラダに
してもいけますよね」

アイちゃん
「ブリ大根、いいですね」

デアくん
「やっぱり、日本酒かな」

ひらめき先輩
「大根というと、うちの子供がまだ小さい頃、
夕食のとき大根の煮物をひとくち食べて、
『ああ、おいしっ。食べ物で何がいちばん好き
と聞かれたら、大根の煮物って言おう』なんて
言ってたのを思い出します」

アイちゃん
「可愛い!」

デアくん
「僕も、大根の煮物って言おうかな」

ひらめき先輩
「僕は味噌汁が好きで、豆腐やワカメ、里芋、
なめこなど、どんな具のものでも喜んでいただ
きますが、やはり、子供の頃から大根の味噌汁
がいちばん好きですね」

アイちゃん
「大根の味噌汁か・・。私はワカメかな」

デアくん
「僕はお豆腐の味噌汁が好き!」

ひらめき先輩
「大根サラダにするときなんかは、千切りに
したりするけど、大根の千切りを千六本って
言うじゃない? 千切りのことを、なぜ千六
本って言うのかな?」

アイちゃん
「確かに、妙ですね」

デアくん
「うん、数が合わない。六本、多い」

アイちゃん
「あっ、六本多いということは、千切りよりも
細かく切るっていう意味じゃないですか?」

ひらめき先輩
「ハハハ。うまいこと言うね。その説、すごく
説得力がある。でも違います。もともとは、
『繊蘿蔔(せんろふ)』と言っていたそうです。
『繊(せん)』は細かく切ったという意味で、
『蘿蔔(ろふ)」は中国語で大根のこと。
早い話が、『細かく切った大根』という意味なん
でね。それがいつしか「繊六本」とか「千六本」
に変化してきたようです」

デアくん
「へぇ。中国語から来てるんだ」

アイちゃん
「分からないわけよね。でも、面白いですね、
こういう雑学的な話って」

デアくん
「学校でも教えてくれればいいのに」

アイちゃん
「それだったら雑学にならないじゃん」

デアくん
「あっ、そうか」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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