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なぜ、蜘蛛は自分の巣に引っかからないのか?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「小学生のころに住んでいた実家は、立て替える前の
古い家屋だったんですね。トイレは茶の間から二部屋
ほど離れた庭に突き出た小部屋で、夜は豆電球ひとつ
で薄暗く、一人で行くのがとても怖かったのを覚えて
います」

アイちゃん
「母の実家がそうでした」

デアくん
「古い家のトイレって、おばけが出そう」

ひらめき先輩
「夏になると、トイレの片隅に子供の手のひらぐらい
ある大きなクモがときどき張りついていて、いったん
見つけると、もう怖くて怖くて行けないんですよ。
誰かに一緒に来てもらい、蜘蛛を追い払うように真剣に
頼んだものです」

アイちゃん
「最近は大きな蜘蛛を見ることはないですね」

デアくん
「東京じゃ、なおさらですよね」

ひらめき先輩
「追い払ってもらったあと、薄明かりの中でしゃがみ
こんではみるものの、いつまた現れるか不安で、
まわりをきょろきょろ見てばかりいて、用を足すのも
そっちのけで出てきてしまったこともあります」

アイちゃん
「疑心暗鬼、ですよね」

デアくん
「いったん怖くなると、何でも怖くなっちゃうから」

ひらめき先輩
「大人になった今日ではそれほど恐怖を感じなくなった
蜘蛛ですが、蜘蛛はなぜ自分の巣にくっつかないのか、
不思議だと思いません?」

アイちゃん
「いきなり来ましたか?」

デアくん
「そう来るとは・・。ちょっと油断してたな」

アイちゃん
「そう言われれば、確かに不思議ですよね」

デアくん
「そのこと、考えてもみなかったな」

ひらめき先輩
「実は、蜘蛛の糸はすべてがベトつくわけではない
そうです。巣の中央部分と中央から放射状に出ている
タテ糸は粘り気がなく、ヨコ糸だけ粘りがあるそうです。
で、蜘蛛は粘り気のないところを選んで歩いているので
くっつかない、と思いきや違うんですね」

アイちゃん
「えっ、違うんですか?」

デアくん
「落とすなぁ・・」

ひらめき先輩
「結論から言うと、クモは自分がくっつかないように、
粘着防止成分のようなものを足から出しているんです。
ちなみに、これを発見したのは、『昆虫記』で有名な
ファーブルとか」

アイちゃん
「へぇ、あのファーブルですか? そのほうが驚き」

デアくん
「それを教えてくれたのは、スパイダーマンかと思った」

アイちゃん
「んなわけないでしょ!」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」

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