音階の“ドレミ”の起源を知っていますか?
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「アイちゃん、ドレミと言えば、何を思い浮かべる?」
アイちゃん
「ドレミと言えば、『♪ドーはドーナツのドー、レーは
レモンのレー♪』でしょ」
デアくん
「ですよね」
ひらめき先輩
「やっぱり、この歌を思い出しますか。『サウンド・オブ・
ミュージック』の中で、ジュリー・アンドリュースが歌って
いた『ドレミの歌』ですよね。もちろん彼女は、『ドーは
ドーナツのドー』なんて日本語で歌ってはいませんけど」
アイちゃん
「えっ、ああ、確かに・・」
デアくん
「そりゃそうだ」
ひらめき先輩
「きょうは、このドレミの起源について話をしようと
思ってるんですよ」
アイちゃん
「へぇ。それは面白そう」
デアくん
「確かに、それは初耳ですね」
ひらめき先輩
「でしょ。実は、あのドレミは、『聖ヨハネ賛歌』という
聖歌から生まれたそうです」
アイちゃん
「聖歌から来てるんですか?」
デアくん
「聖火、聖火・・? あっ、そっちの聖歌ね」
アイちゃん
「何、ひとりでぼけてんのよ!」
デアくん
「それも、アイちゃんのせいか。なんちゃって」
ひらめき先輩
「まず、その聖歌を紹介しますね。
Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labi reatum
Sancte Iohannes
この歌は、各小節の最初の音が、六つの音階の各音を
構成している曲なんだそうです。そして、各行の最初の
歌詞が『 Ut?Re?Mi?Fa?Sol?La?Si 』だったので、
『ドレミファソラシド』という音階が誕生したという
わけです」
アイちゃん
「誰がそれをつくったんですか?」
ひらめき先輩
「それをつくった人は、十一世紀のイタリアの修道士、
グイード・ダレッツォという人です」
アイちゃん
「じゃ、この人がいなかったら、『ドレミの歌』は生まれ
ていなかったかもね」
デアくん
「うん。どんな音階になってたんだろう?」
アイちゃん
「そう考えると面白いわね」
デアくん
「メモメモ・・」
ひらめき先輩
「はい、きょうの雑談はここまで。
読者の皆さんも、最後までお読みいただき感謝します」