HOMEHowto

虹という漢字は、なぜ虫偏なのか?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「夕立のあとで、ふぁーっと空に浮かび上がる七色の虹。
とても幻想的で、きれいですよね。
最近では、写真やテレビで見ることはあっても、
肉眼で虹を見ることが少なくなりました」

アイちゃん
「きょうは虹の話ですね」

デアくん
「このイントロじゃ、すぐ分かっちゃいますよ」

ひらめき先輩
「いやいや、別に隠すつもりはないですよ。
たまには、すーっと始めてもいいかなと・・。
虹の原理は知ってると思うけど、再確認しますね」

アイちゃん
「はい、お願いします」

デアくん
「お願いしまーす」

ひらめき先輩
「虹は、太陽の光が空気中の水滴にあたり、
プリズムと同じように光が屈折・分光されて、
太陽とちょうど反対の空に現れます。
いちばん外側が赤、いちばん内側が紫で、赤から紫までの間は
徐々に変化しているので、色がいくつに分かれているのかは
主観的な見方によるところが大きいそうです」

アイちゃん
「確かにね。グラデーションになってるから、
分かりづらいと言えば分りづらいですよね」

デアくん
「本当に七色あるのかと思うときがあるよね」

ひらめき先輩
「日本では誰に聞いても七色という答えが返ってくるけど、
それは色の文化とも密接な関係があり、六色や五色という国もあるそうです」

アイちゃん・デアくん
「えーっ、そうなんですか?」

ひらめき先輩
「これは僕も初耳でした。
そして、ふつうに見える虹を主虹と言い、
その外側にうっすらとできる虹を副虹と呼ぶそうです。
副虹は、主虹とは反対に外側が紫、内側が赤です」

アイちゃん
「副虹?」

デアくん
「副虹って、二重にできる虹のことですか?」

ひらめき先輩
「そうです。主虹は太陽の光が水滴の中で一回反射して出てくる光で、
副虹は水滴の中で二回反射して出てきた光。
だから、条件のよいときでないとなかなか見られないんです。
さて、『虹』という漢字ですが、虫とは関係がないのに、
なぜ虫偏なのかというのが、きょうのテーマです」

アイちゃん
「長い前置きでしたね」

デアくん
「もう慣れました」

ひらめき先輩
「二人に聞いても分からないと思うから、話を進めまーす」

アイちゃん
「はい。どんどん行っちゃってください」

デアくん
「行っちゃってくださーい」

ひらめき先輩
「この漢字の成り立ちが、実は虫に関わっていたんですね。
古代の中国人は虹を太陽の光が反射したものと捉えないで、
雌雄の二匹の虫、つまり蛇が空中でひとつになっている姿と捉えて、
この漢字を創り出したというわけです」

アイちゃん
「すごい想像力・・」

デアくん
「どう見ても、蛇に見えないよね」

ひらめき先輩
「ということで、きょうの話はここまでとします。
次回の雑学をお楽しみに」

このページのトップへ
ブログパーツ inserted by FC2 system