なぜ、ゴルフボールはつるつるじゃないの?
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「いまはもうやめてしまいましたが、
スポーツといえば草野球だった時代が去り、
会社の野球チームの仲間がバットをゴルフクラブに持ち替えたのが、
僕がゴルフを始めるきっかけでした。」
アイちゃん
「ひらめき先輩は球技が好きなんですね」
デアくん
「僕は苦手・・」
ひらめき先輩
「澄み切った空気、晴れ渡った空の下、
草原のような広々とした場所で思いっ切りボールを飛ばすゴルフは、
まさに最高のスポーツ」
アイちゃん
「やっぱり、そうなんですか?」
デアくん
「僕もやってみたいな」
ひらめき先輩
「というのは真っ赤な嘘で、最初の頃は、
まわりの景色を眺めている余裕など微塵もなく、
眼前に広がるフェアウエイをわざわざ避けているかのように右へ左へ、
またあるときは崖下へ、池の中へと、自分の意志とは関係なしに
飛んでゆくボールを戦場のごとく追いかけてゆく優雅なスポーツが、
ゴルフというものでした」
アイちゃん
「話を聞いていると、ひらめき先輩がクラブを持って走っている姿が
浮かんできますね。あっ、きょうのテーマはゴルフでしょ?」
デアくん
「聞くまでもなく・・」
ひらめき先輩
「そうです。前もゴルフ関連の雑学を話をしたけど、
きょうのテーマはゴルフボールです。
ゴルフボールの表面には小さなへこみがたくさん付いています。
ゴツゴツしていたら、かえって飛ばないような気がするのですが」
アイちゃん
「本当ですね。なぜ、へこみが付いてるんでしょうね?」
デアくん
「あれは、確か、ディンプルと言うんですよね?」
ひらめき先輩
「デアくん、よく知ってますね」
アイちゃん
「ディンプルって、えくぼのことでしょ?」
ひらめき先輩
「さすが、アイちゃん。へこみをえくぼに例えたんだと思います。
このディンプルがボールの飛距離と大いに関係があるらしいんです。
クラブで打ったボールは回転しながら飛びます。
このとき、ディンプルというへこみは空気抵抗を減らす効果があり、
そのうえボール周辺の空気の流れを揚力に変える作用があるので
遠くへ飛ぶんだそうです」
アイちゃん
「単なるデザインじゃないんですね」
デアくん
「その世界のことは想像がつかないな」
ひらめき先輩
「メーカーのテストによると、ディンプルのあるボールは、
つるつるのボールに比べて三倍以上も飛距離が違うとか」
アイちゃん
「へぇ。三倍も違うんですか。
素人考えだと、へこみがあるほうが空気抵抗が増えるような感じが
しちゃうんだけど、逆なんですね」
デアくん
「「ほんと。凹凸があると、飛びそうもないと思うんだけどね」
ひらめき先輩
「ということで、きょうはこの辺でホールアウトします。
次回のラウンドをお楽しみに」