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FIFAワールドカップで使用されるホイッスルは、何製か?

こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。

アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。

ひらめき先輩
「ワールドカップ開催の年は、いつも日本中がサッカーで
盛り上がりますが、サッカーというスポーツはどの国で
生まれたか知ってますか?」

アイちゃん
「えーえ、いきなり問題? ブラジルかな?」

デアくん
「イタリア?」

ひらめき先輩
「正解は、イギリスです。12世紀頃のイギリスで生まれました。
初めは商人や農民が楽しんでいたそうですが、19世紀中頃から
パブリックスクールのスポーツとして発達したんです。当時は、
手を使ってもルール違反にならない学校もあったようです」

アイちゃん
「手を使ってもいいならサッカーじゃないですよね」

デアくん
「ほんとだね」

ひらめき先輩
「何でもそうだけど、最初はルールがきちんと定まっていない、
仕方ないですよ。で、1863年にサッカーの原型となる統一ルールが
制定され、ロンドンに世界初のフットボール協会が設立されました。
これが、近代サッカーの始まりです。ちなみに、フットボールに関する
最古の記録は、中国の前漢時代(202BC〜8AD)のものだそうです」

デアくん
「そんなに古くからあるんだ」

アイちゃん
「ところで、フットボールと言ったり、サッカーって言ったり、
本当はどっちが正しいのかしら?」

ひらめき先輩
「ヨーロッパなどでは、フットボールと呼ぶのが一般的ですね。
サッカーと呼んでいる国は日本や米国、カナダなどがあるけど、
世界でも数少ないそうです。アメリカンフットボールやラグビーと
区別しやすいので、サッカーという呼び名が定着したようです」

アイちゃん
「なるほど」

デアくん
「アメリカンフットボールがあるから、紛らわしいよね」

ひらめき先輩
「では、『SOCCER』という名称はどこから来たかと言うと、
アソシエーション・フットボール、つまり『協会ルールによる
フットボール』という意味の『SOC』に由来するそうです。
1880年代にできた言葉だとか。さて、本題に入りましょうか」

アイちゃん
「そうか。まだ本題に入ってなかったんだ」

デアくん
「僕はずっと分かってたよ」

アイちゃん
「それ、自慢してるつもり?」

デアくん
「いやいやいや・・・」

ひらめき先輩
「じゃ、ワールドカップで使用されるホイッスルは、どこの国で
つくってると思う?」

アイちゃん
「やっぱり、イタリアかスペインか・・・」

デアくん
「ブラジル?」

ひらめき先輩
「うれしい反応だね。実は、日本製なのです。ワールドカップを
はじめとする世界の試合で使用されているホイッスルは、
東京都葛飾区にある野田鶴声(かくせい)社製なんだそうです」

アイちゃん
「日本製なんだ・・」

デアくん
「すごいな、日本って」

ひらめき先輩
「ワールドカップで初めて採用されたのは1982年のスペイン大会。
以後メキシコ大会、さらにフランス大会でも使用されました。
野田鶴声社はもともとハーモニカメーカーだったけど、
戦後にホイッスルの製造を始めたんです。
その品質の良さがヨーロッパをはじめ世界中で高く評価され、
今日では、サッカーだけでなく、パリ警視庁、フランス国家警察、
フランス国鉄、NATO軍でも採用されているそうです」

アイちゃん
「へぇ、すごいですね」

デアくん
「ハーモニカのメーカーが、世界的なホイッスルのメーカーに
なるなんて。日本の技術って、やはりすごいんだね」

ひらめき先輩
「はい、きょうの雑学はこの辺で。次回をお楽しみに」

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