「別腹」を、英語でなんて言うの?
こんにちは、アイデアマン養成コーチの寺ちゃんです。
アイデアマン養成所の喫茶室で、ひらめき先輩、
新入社員のアイちゃん、デアくんの三人が雑談をしています。
ひらめき先輩
「英語は直訳で考えると意味がまったく分からなくなるものが数多く
ありますよね。でも、直訳してみて『ああ、なるほど』という言葉も
結構あります。『breakfast』の場合、『break』は破る、『fast』は
絶食・断食。直訳で、断食を破るという意味になります」
アイちゃん
「確かに朝食って、その日初めて食べ物を口にするんですから、
断食を破るっていうのは言い得てますよね」
デアくん
「うんうん・・・」
ひらめき先輩
「『grapefruit』(グレープフルーツ)は、直訳で『ブドウ果物』。
ブドウじゃないのに、なぜそんな名前が付いているのかと言うと、
実のなり方がブドウの房に似ているからです」
アイちゃん
「へぇ、それは知らなかった」
デアくん
「ぜんぜん・・・」
ひらめき先輩
「『Pineapple』(パイナップル)は、直訳で『松リンゴ』。
松(pine)のように実がなるので、そう呼ばれるようになったそう
です。で、ここで問題です。またまたクイズ癖が出ちゃった」
アイちゃん
「ほんとに悪い癖です」
デアくん
「まったくです・・・」
ひらめき先輩
「『ティッシュ』を英語でなんて言うでしょうか?」
アイちゃん
「えっ? ちり紙のことを英語で『ティッシュペーパー』って
言うんでしょ?」
デアくん
「言う言う・・・」
ひらめき先輩
「残念でした。それは和製英語です。ちり紙は『Kleenex(クリネックス)』。
『Kleenex』は商品名だけど、有名になりすぎて『ちり紙』の通称になった
そうです。ちなみに『tissue』は組織; 薄織物という意味です。
じゃ、もうひとつ。『テレビゲーム』を英語でなんて言うんでしょうか」
アイちゃん
「テレビゲーム?」
デアくん
「・・・は、テレビゲームでしょ!」
ひらめき先輩
「もちろん『TV game』と言っても通じるそうですが、『Nintendo』と
言ったほうが通じやすいようです。1991年頃に任天堂のゲームが
大流行し、その会社名がテレビゲームの通称になったとか」
アイちゃん
「『Nintendo』か・・」
デアくん
「日本でコピーのことを『ゼロックス』というのと同じかな?」
ひらめき先輩
「そうそう、それと同じですね。さて、本題に入りますが、別腹を
英語でなんて言うのか知ってますか?」
アイちゃん
「えーと、『アナザーストマック』っていうのはどうかしら?」
デアくん
「うまい! っていうか、クイズじゃなかった」
ひらめき先輩
「別腹は英語で『cake hole(ケーキの穴)』。ホールというところが、
ブラックホールのようで、どこまでも限りなく甘い物が入ってしまう
感じが出てますよね。僕はお酒も甘い物も大好きで、よく『両刀遣い』
と言われるけど、『両刀遣い』って英語でなんて言うんでしょうね?」
アイちゃん
「えーと。たまにはデアくんも考えなさいよ」
デアくん
「えーと、『両刀遣い』だから『ダブルソード』かな? いや、待てよ。
西洋だと刀を使わないから『二丁拳銃』かな?」
アイちゃん
「『二丁拳銃』? じゃ、『ツーガン』かな? 『ダブルピストル』?
えーと・・あれ、あれ・・・?」
ひらめき先輩
「じゃ、僕はこの辺でドロンします。みなさん、次回をお楽しみに」